最終更新時刻:2008年5月12日(月) 14時46分

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PS3のホームサーバ時代が始まった

公開日時:
2007/08/24 17:14
著者:
mugendai


 今、ヨーロッパでゲームショーが開かれている。そこで、PS3PSPのハード面での新たな発表がなされている。

@PS3ホームサーバ化計画

 SCEEPS3HDDにデジタル放送を録画する「PlayTV」を発表

 欧州のデジタル放送規格であるDVB-Tに対応した、ダブルチューナ内蔵のチューナユニットをPS3USB経由で接続することで、PS3HDD1080pのデジタル放送を録画/再生できるようになるというもの。受信中の番組や録画したコンテンツは、リモートプレイ機能を使用し、PSPで遠隔視聴もできるという。 

 また、録画した番組をトランスコードし、USBケーブル経由でPSPに転送。屋外などでPSPで番組を楽しむことも可能になる。(動画)

 ヨーロッパ限定とはいえ、PS3に録った映像を外出先のPSPで見られるというのも、ホームサーバとして一段と進歩したことが伺える。

APSP携帯電話化計画

BTとソニー、PSP向けのテレビ電話ソフトを発表

 英国のBT Groupと日本のソニーは822日、ソニーの携帯型ゲーム機の何百万人ものユーザーが、ビデオ通話や音声通話を行ったり、インスタントメッセージング(IM)を送信したりするための新しいソフトウェアを発表した。

 いずれもヨーロッパと規格が違う日本での発表はされていないが、国内でも新型「PSP-2000920日に発売。ワンセグチューナーも登場という記事で、新型PSPがワンセグ対応になり、テレビ出力もできるようになることが発表されている。このことは将来的には日本でもPS3を核とした同じようなホームサーバシステム移行への道筋が明らかになったわけだ。9月の東京ゲームショーの発表が待たれる。

 かつてSCE社長(現会長)である久夛良木氏の講演「PS3が創るリアルタイムコンピューティングの未来」にこんなくだりがある。

 ネットワークはまず、パッケージ・メディアに対して相互補完的な役割を果たすだろう。大容量コンテンツのディストリビューションは当面、パッケージ・メディアに頼らざるを得ない状況が続く。ネットワーク環境そのものも、国や地域によって、まだまだ格差が存在するのも厳然とした事実だ。そこで、現在の平均的なネットワーク環境を想定し、そこで意味をもつ取り組みから手がけていきたい。


 ネットワークの双方向性が高まった結果、ユーザーは従来の一方的な受身の存在から、急速に自らが情報の発信者に変貌しつつある。現在は埋没しかけている異才やクリエータたちも、既存の枠組みやメディアの柵を飛び越えて、ユーザーに直接訴えかける場を求めている。ユーザーも直接、こうした隠れたクリエータや同好の士を探し求めようとしている。より多くのクリエータがネットワークを介して積極的に参加できる仕組みをつくり、そして多様なコンテンツに、より多くの人が触れることのできる世界の実現を目指して、「プレイステーション 3」で積極的に挑戦していきたい。

 そのために、「プレイステーション 3」に組み込まれたインターネットへの常時接続機能、ブラウザ、オープンな標準OS、大容量HDDHDMIによるテレビ/コンピュータ・ディスプレイの融合、高度なセキュリティに守られたCellブロードバンド・エンジンなどのプラットフォーム・リソースを手軽に利用できるソフトウエア環境の整備――これらを通して、ネットワークをプライマリメディアとした次世代コンピュータエンタテインメント・コンテンツ/サービスの発展を積極的にサポートしていきたい。


 同時に、全世界数千タイトルにも及ぶ「プレイステーション」ならびに「プレイステーション 2」の貴重なゲーム・ライブラリ群も、さほどデータ容量が大きくないものから順に、ネットワークを通じてダウンロードできるようにする。併せて、コンピュータエンタテインメント業界がこれまでに生み出してきた数々の名機の中から、まず「メガドライブ」や「PCエンジン」のタイトルを、エミュレータによりネットワークを介してダウンロードできるようにしていく。2000年に「プレイステーション 2」を発売時に標榜していた「e-distribution」が今、「プレイステーション 3」でようやく実現可能になろうとしている。

 ネットワークで配信(再配信)可能なコンテンツには、ゲームの他にも、映画・音楽、許諾を受けた放送番組、あるいは個人が撮影した膨大な数の写真や動画などがあるだろう。今後、家庭において「プレイステーション 3」自体がホーム・サーバーとなり、他の携帯機器やネットワーク接続されたデジタル家電機器、さらにはパソコンにも、ゲームや映像や音楽を配信することも可能になる。

  一ユーザーがクリエイターになるには、学校に行ったり、専門的な会社に入ったりしなければなかなかクリエイターになれなかった。しかし、インターネットはその高い壁を引き下げ、より多くのクリエイターが参加できるシステムが可能になりつつある。それについては、「プロとアマチュアの境がなくなる・総クリエイターの時代」「2の波では組織、第3の波では個人が主体に」「消費者から生産消費者へ」などエントリーでたびたび言及している。

 久夛良木氏がソニー学校で学んだこと、「昔のソニーには猛獣がたくさんいたし猛獣使いもたくさんいた」の中の言葉に、

 今、僕は世の中がリスクをとらない風潮に向かっていることをすごく心配している。産業界に共通してリスクをとらずに、確実に利益をとりにいく風潮があるよね。例えば、かつてのソニーは、失敗を恐れずにどんどん挑戦した。大きな失敗もいろいろとしたけど、いろんな挑戦の中からキラッと光るものが生まれた。挑戦をやめたら、進化は止まるし、未来はつくれない。

 ユーザーからクリエイターを創ることがPS3で作り上げたかったこと、そんな思いがPS3にこめられている。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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