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CDMA 1x WINはKDDIに新たなビジョンを語る機会をもたらすか

2003/10/22 23:32
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mori

マイクロソフトやマッキンゼーで情報通信分野の戦略立案に携わってきた森祐治さんが、通信・放送業界やエレクトロニクス産業に関連した時事的トピックスについて、アカデミックな視点から分析していきます(このブログの更新は2004年4月9日で終了しました。続きは<a href="http://japan.cnet.com/column/mori/">コラムによる連載</a>をご覧下さい)。
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auが「CDMA 1x WIN」を発表した

PHSではなく、携帯電話でフラットレートが出たこと自体、確かに画期的だ。が、3Gの高速なパケット通信をどう使っていくかについて、auは、DoCoMo同様、映像などのリッチ・コンテンツの配信を想定してるようだ

# CDMA 1x EV-DOは、同一エリア内の利用者で帯域をシェアするために、ベストエフォート型のサービスではあるが、現在の速度と比べればかなりの向上となることは事実だろう

ほんとうにそれでいいんだろうか?

せっかく広帯域の次世代携帯でフラットレートを投入するのであれば、「ユビキタス・ソリューション・カンパニー」と銘打つKDDIなればこそ、今までとは異なるケータイのあり方を次なるビジョンとして押し出してもいいのではないか? たとえば、公衆網とPAN(Parsonal Area Netowek)のシームレスな連携などだ

すでにKDDIの小野寺社長は「携帯通話料がフラットレートになる日はすぐ来る。だから、光などブロードバンドを今のうちに育てておく必要がある」と言った内容の発言をおこなっている。しかし、フラットレートになっても携帯は収益機会を全て失うわけではない。ただ、今までと同じ使い方では難しいが・・・。一方、固定回線がブロードバンドになってもこれまたフラットである限りは顧客数を獲得する以外には収益増加はできない

であれば、広帯域モバイル・フラットレートと固定回線ブロードバンドとの組み合わせによって初めて、(広帯域公衆網+PANなどによる)ユビキタスというまったく新しい事業機会が現れる、というビジョンを明確化し、その世界を確立できるのは日本で唯一の統合通信プレーヤーであるKDDIなのだとするべきではないか、とも思う

モバイル最先端、ブロードバンド最廉価という、インフラ整備は完成しつつあるにもかかわらず、閉塞気味な今の日本に必要なのは、実はちょっとだけ遠くを見せてくれる「ビジョン」なのではないかと、ふとこの発表を見て思うのは僕だけなのか

# InfoBarか、W11Kか、迷いながら、リビングルームにて

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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