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Open Screen Projectとモバイル・ウェブのサービス

2008/05/06 16:08
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 事実上オンラインビデオの標準的な環境になっているAdobe Flashと、プラットホーム環境を提供するAIRを、コンピュータ以外の環境でも実行できるようにすることを目的とした「Open Screen Project」は、薄型テレビやケータイなど、現在で回っている全ての「ディスプレイ」に関係するであろうニュースだ。

アドビ、Flash業界団体「Open Screen Project」発表--携帯端末などでの拡大目指す

 Adobe Airと、それをベースにしたAdobe Media Playerについて、3月にAdobeでデモを見せてもらったことがある。YouTubeなどで使われているFlash Videoの再生は当然ながら、Podcastなどで利用されているH.264の動画もネイティブに再生できるようにしている点で、オンライン上のネイティブなメディアプレイヤー環境としての地位を気づこうとしている点、そしてその使い勝手の良さを大いに体験してきた次第だ。

 これが、ケータイや薄型テレビなどの上でも活用できるようにしよう、というのがOpen Screen Projectのかいつまんだ概要ということになる。今までFlashやFlash Liteというように、端末や環境によって分かれていたヴァージョンが統一され、デバイスの差を飲み込みながら同じコンテンツを楽しめる。iPhoneとWindowsやMacに搭載されたSafariのようなイメージかもしれない。

 2005年12月だっただろうか、Willcom TT/DDのお披露目と時を同じくして展覧会を開いていた工業デザイナー・山中俊治さんと話をしている中で、日本のケータイにFlashが流れ込んできたことについて、山中さんは会場でこう語っていた。

 「日本には優秀なウェブやFlashの若いデザイナーが非常にたくさんいる。ケータイの上でFlashが動いたり、FlashによるUIが実現されることは、これまで閉鎖的だった日本のケータイのインターフェイスデザインに、Flash使いの新しい風を吹かせることになる」

 と非常に期待するコメントを語っていたのが印象的だった。これと同じことが、再びケータイだけでなく薄型テレビにも起きるのではないか、という期待をさせてくれるのが、このOpen Screen Projectに対する期待でもある。

 もうちょっと広く言えば、いままでFlashをベースにウェブ上でサービスを行ってきた企業は、割と簡単なステップでケータイや薄型テレビ、ゲーム機の上で同じコンテンツを見せることができるようになるわけだ。

 プラットホーム化するFlash環境と現在の様々なサービスを再び見直しつつ、いつでもどこでも同じ経験が得られるサービスの現在とこれからについて考えるきっかけにしてみると良いかもしれない。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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