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多重化するすき間時間

2007/11/29 19:04
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 Mail Menu with Sub One Seg. 今、手元にSH905iがある。この端末のウリは初搭載となったDolby Mobileで、ケータイで奏でられる音、音質にメスが入ったことだ。ちなみにN905iでもヤマハサウンドをインテグレートしているので、このあたりの話題はそちらを触ってからにしようと思うけれど、ケータイで音楽を楽しむのはプアだ、と言う概念はそろそろ捨てた方が良いかもしれないことは確かだ。

 さてSH905iのメール機能やi-mode機能はオーソドックスなモノだが、決定的に変わった点がある。それはワンセグを見ながらこれらの機能にアクセスできるようになった点だ。過去のSHARP端末にもメールとワンセグを表示する機能が備わっていたが、SH905iではi-modeなどにも対応している。

 つまりメールが届いたり、気になって調べたい情報が出てきたときに、ワンセグの画面を出しながら、それらの機能にアクセスすることが出来るようになった、ということだ。しかも、メール機能を使っていても、音はDolby Mobileのいい音で。

 

  これを見て思った。ケータイの上で、すき間時間が多重化した、と。

 

 
 

すき間時間の多重化で変わること

 今までケータイの上で、メール、ケータイウェブのサイト、着うたフル、ゲーム、マンガ、ワンセグなど、様々な時間の使われ方がなされてきた。生活の中でケータイの画面をのぞく時間がある程度決まってきたら、その時間を何に使うか、という奪い合いが、各アプリケーションの間で繰り広げられてきたのである。

 この時間が多重化されてきたということは、各アプリケーションが同時に実行され、同時に消費されるような環境が生まれると言うことだ。

 SH905iの場合、ワンセグ+何らか、という組み合わせになる。

 ワンセグにとってはとてもメリットが大きい。ワンセグを見ているとメールやウェブが出来ないからと言う理由が、電池が持たないからという理由に次いで敬遠される理由だった。しかしワンセグや他の作業をお互いに中断することなくなるため、充電器が身近にある家ではワンセグを付けっぱなし、という状態でも何ら不便がなくなる。

 他のコンテンツでの話題としてワンセグが活躍することも考えられる。

 例えばワンセグを見ながらメールをやりとりしている時に、ちょうど見ているテレビ番組で「伊東君カッコイイわー」というように、テレビの話題をカットインさせて広がるかも知れない。「ウェブで検索」というCMを流すタイミングでワンセグにリンクの情報を流し込んで、テレビ視聴を止めずにキャンペーンサイトを見せることも出来るようになる。 

 単純な言い方をすれば、ケータイ、ケータイを使う時間が、マッシュアップの現場になると言うことなのだ。データのシェアというよりは、時間軸の同期がコンテンツやコミュニケーションに生まれる。このあたりまでキーワード付けすると、考えるヒントになりそうだ。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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