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電子マネーへの興味 - おサイフケータイで生活できるか(1)

2007/07/17 16:33
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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 先週末、海外の研究者からおサイフケータイに関するインタビューを受けた。運が悪いことに東京はちょうど台風の直撃を受けて、せっかくの東京滞在を強い風雨が印象づけることになってしまって残念ではあったが、2時間半近くインタビューとディスカッションは大いに盛り上がった。まずはじめに興味と議論のきっかけになったのは僕が2004年末頃から実践しているおサイフレスの生活だった。2004年とは、ちょうどDoCoMoがおサイフケータイをリリースした頃である。 1つ、ここでの前提として、おサイフケータイが電子マネーやクレジットカードなどの決済システムを載せる媒体である、という点にフォーカスして話を進めていきたい。もちろん電子マネーもケータイに限らずプラスティックカードなどで利用できるし、おサイフケータイも決済手段に限らない利用方法があるが、インタビューもディスカッションも、決済手段としてのおサイフケータイという視点に沿って展開されたので。 さて電子マネーに関する僕の興味は高校生の時代、1998年にさかのぼる。当時から僕がよく遊んだり買い物をしていた渋谷で、VISA Cashの社会実験「渋谷スマートカードソサエティ」が展開されていて、電子マネーとのファーストコンタクトは500円の使い切り型の電子マネーカードをもらったときだった。とはいえ使い切り型でチャージは出来ない電子マネーは、あまり特別なモノではなかった。もともとJR東日本でIOカードや図書カードを使っていたので、プリペイドカードそのものと同じだ、理解してしまったためである。 2001年にEdyのサービスがスタートした際に、早速サンプルのカードをもらった。オートチャージなどの機能は付いていなかったが、何回でもそこに追加してチャージでき、どこかのショップブランドに限らない利用可能店舗の広がりを見て、「おサイフに現金を持たないで日常生活を送ることが出来るか?」という点に関心を持ち始めた。そのため早速にEdyを使い始めて、その利便性から「少額決済の世界から現金がなくなるかもしれない」という可能性を感じずにはいられなかった。 しかし当時も現在も、まだまだユニバーサルにEdyがどこでも使えるというわけではない。先行しているEdyですらそんな状況なのだから、電子マネーやそれを乗っけるおサイフケータイがユニバーサルな決済手段であるとは到底言えないのである。極端な話、Edyが使えないからといって、人々が街中で何も買わないで過ごすわけでもなければ、何か生活を変えるわけでもないだろう。しかし電子マネー普及の過渡期に、どのようにして人々が電子マネーを受け入れていくのかをいち早く知りたかった。 そこで、今まで通りの生活の中で、現金を使わないならどうなるか、という体験を通じて、テクノロジによるお金の変容を追いかけてみたくなったのだ。 これはおサイフケータイが「おサイフ」に取って代わったときのライフスタイルがどうなるか、普及が進む過程でのユーザーの行動や問題点がどうなるか、という観察としても実践してみたいことだった。そこで、2004年から現金が入ったおサイフを持ち歩かず、おさいふケータイとカードケースを持ち歩く生活に切り替えてみることからスタートした。ゆくゆくはカードケースの厚さも薄くなり(持ち歩くプラスティックカードの枚数が減っていき)、おサイフケータイの中にカードの機能が入っていくだろう、という仮定付きだ。 ここまでの結論から言えば、東京都内で暮らしている分には、それなりに「何とかなる」ということだ。現在までに特に頼ることになったのは、電子マネーではなくクレジットカードであった。これもゆくゆくは電子マネーにその役割を移していったり、クレジットカード自体がおサイフケータイの中に入っていくことになるとは思うけれど。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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