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ケータイショップに姿見を

2007/02/09 17:07
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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Working the New SoftBank Shop, Harajuku #04 昨日表参道を代々木公園の方向から走っていると、左側にひときわまぶしい真っ白な蛍光灯照明の空間が生まれていることに気づいた。ここには以前J CREWの大きなショップを構えていたのだが、なくなってしまってからしばらく空きっぱなしのスペースだった。Apple Storeができるのでは? なんて言う噂もあったのだが、今週になって急に開店準備をしているのに気づいてびっくりした。 思わずクルマを止めて見てみると、SoftBankショップが2月10日のオープンに向けて、最後のお店の飾り付けの作業をしている真っ最中だった。 表参道駅や表参道交差点というと青山通りの1点を指すんだけれど、表参道というと、青山通りから明治神宮までの線を指すからちょっとややこしい。とにかく表参道は言わずとしれたファッション空間で、先日も同潤会アパート跡地にオープンした表参道ヒルズが1周年を迎えたばかりの場所だ。SoftBankショップはちょうどZARAの向い側に位置する、表参道駅よりは原宿駅、明治神宮前駅に近い位置にオープンする。 内装を外からちらりと見たんだけれど、おそらく一番おしゃれなケータイショップになるんじゃないか、と楽しみにさせてくれる。店の路面側は大きなガラスになっていて、その内側には大きなキャメロン・ディアスさんの写真がこちらを見ている。これは表参道ヒルズの並びにあるベネトンのフラッグシップショップと同じような店頭だ。そして垣間見られる店内は、アクリル板の裏から蛍光灯で照らされた壁で覆われた真っ白な空間。これもどこかで見かけた化粧品ブランドM.A.C.のショップを思わせる雰囲気だ。 正面のドアの奥には、ショップオープンの日に発売されるとアナウンスされたPANTONEケータイ812SHのカラフルな箱が積み上げられている。以前オープンした六本木交差点にあるSoftBankショップでも路面側に箱が積み上げられているプレゼンテーションがなされていた。紫の箱が伸びているのが気になるけれど、これは在庫状況を表しているのだろうか。オープン前を見ている限り、きっと日本で一番おしゃれなケータイショップになるんじゃないか、と楽しみだ。 ここで、先般行われたケータイ各社の春モデルのプレゼンテーションを思い出す。 SoftBankの春モデル発表会は、PANTONEケータイをメインに持ってきたこともあるけれど、ファッションショー形式で各色を紹介していた。一方DoCoMoは代官山のヒルサイドテラスのギャラリーを使って、けーたいがどのようにしてできあがったか、をアートショウ形式で紹介していた。どちらも好きなプレゼンテーションのスタイルだったけれど、僕が今回納得感が強いと思ったのはSoftBankのファッションショー形式だった。 DoCoMoのアートギャラリーのスタイルは、落ち着いて端末を見たり、眺めたりすることはでき、「モノとしてのケータイ」を感じることができる。もちろん僕は雑貨や文房具が大好きなので、このプレゼンテーションは楽しめるモノだった。しかしファッションショー形式を取ったSoftBankに納得したのは、「身につけるモノとしてのケータイ」という位置づけを強めた点だったのではないだろうか。 将来的にケータイは、ヒトの生活の黒子であり、空気みたいな存在、もしくは身の回りの様々な環境を空気のような存在に変えるモノだというイメージを僕は持っている。DoCoMoの春モデルもSoftBankの春モデルも、僕が持っているイメージとは違ったモノではあるけれど、どちらが空気みたいな存在に近づいたか、と言われると、やはり身につけるモノとしてのケータイという位置づけを強めたSoftBankだと思った。 原宿・表参道という立地とファッションブティックのようなプレゼンテーションができるショップをオープンさせるSoftBankは、ケータイを身につけるモノとして紹介していく一貫性が見られるわけです。「ファッション・アイテム」になることは、また別に考える必要があるけれども。 そこで提案。ケータイショップやケータイ売り場に、姿見の鏡を置いたらどうだろう? こういうことを書くと「私はそんなにナルシストではない」と言われるかもしれない。けれども洋服や鞄、アクセサリーから眼鏡まで、自分の身につけるモノを買う場所には、必ず鏡が置いてあって、その服を着ている自分、そのアクセサリーをつけている自分、眼鏡をかけている自分の顔などを見ることができる。それで納得して買っているじゃないですか。それがケータイでできないと、もうダメなんじゃないだろうか。 鏡と同時に備えるべきは、スタイリスト。例えば原宿のSoftBankショップには、専属のケータイ・スタイリストさんが常駐しているといいですね。スペシャリストが、その人の好み、今着ている服、ライフスタイルなんかを話しながら、このケータイはどう? この端末のこのお色が似合いますよ? あれはどう? といったオススメをしてくれたらよいのではないか。テクノロジの知識、ライフスタイルの知識、ファッションや色の知識なんかを持っているヒトの新たな職業である。 そんな体制が整ったとしたら、今度は端末メーカーやキャリアに課題が返ってくる。ケータイのさらなる多様化、専門化が必要だし、より自由で種類を多く出せる端末開発の環境が必要になってくるのではないだろうか。表参道を散歩しながら目に入ってくるファッションブランドの数を見ると、そんなことを考えてしまうわけです。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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