お使いのブラウザは最新版ではありません。最新のブラウザでご覧ください。

CNET Japan ブログ

絵文字、使っていますか?

2006/08/23 15:21
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロフィール

松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
ブログ管理

最近のエントリー

 絵文字、使っていますか? この質問をされたのは、確か2002年の夏頃だったと記憶している。とあるケータイキャリアのプロジェクトに、僕らの研究室の学生が呼ばれてディスカッションをしたときの話だった。PCでのメールが基本で、機種依存文字だとか改行だとか、古いメールの流儀をたたき込まれていた僕らにとって、絵文字は正に機種依存文字だったし、あまり使う習慣がなかったモノだった。 キャリアのメンバーの方々からは「ワカモノなのに珍しい」だとか「楽しいよ」だとか、「絵文字使ってないのは、多分コミュニケーション上、損しているんじゃないか」とまで言われた。けれども絵文字のメールが来ないし自分も使わないから、何が損だかよく分からなかったのを覚えている。もちろん、その理由が知りたくて、絵文字の使い方を勉強したのを覚えている。 絵文字とは、漢字やひらがなと同じ2バイト幅で、DoCoMoはより文字的でシンプルな線で描かれた記号、auとVodafoneは塗りつぶされてイラスト的なモノになっている。2002年当時、僕が絵文字を使わなかった理由は割とはっきりしている。他のキャリアに送っても文字化けするだけだったからだ。まさに機種依存文字であり、「相手に読みやすいメールを書く」という律儀な世界では、歓迎されないものだったのだろう。 このキャリアを飛び越えてやりとりできない機種依存文字だった絵文字も、自動的に変換されるようになる。2005年11月から既に対応していたVodafoneに続いて、DoCoMoは7月12日から、auは有料サービスとして提供していたが標準サービスとして9月5日から、それぞれ自動変換サービスが有効になる。同じキャリアの人に送るのと同じように絵文字入りのメールを作成すれば、他のキャリアの人にも極力同じ意味で変換された絵文字入りのメールが届くようになる。 ちなみに各キャリアでは、変換テーブルが公開されている。おそらくVodafoneのものが最も良く網羅されていると思うのでリンクしておく(「絵文字自動変換機能 | ボーダフォン」へのリンク)。眺めてみると、Vodafoneとauの絵文字はほとんどキチンと変換され、絵文字の数が最も少ないDoCoMoでは、変換されず太字の「=」になってしまうものが目立つ。変換先に対応する絵文字がなくてもテキストで代替可能な文字は、カッコ( [ ] )でテキストを囲んだ文字が表示される仕組みだ。 これでキャリアに関係なく絵文字を送ることが出来るようになった。しかしながら、なんだか今さらの対応か、と言いたくなる。ケータイメールが@付きのアドレスでやりとりされるようになってから5年目に対応したのだから。 @付きのケータイメール以前は、ポケベルのようにしてショートメッセージを作成するため、端末の補助機能を使わなければ快適なメール送受信が出来ず、キャリア間の相互運用が難しかった。1998年当時、メールのコミュニケーションの快適さを理由に、教室の席順の前半分はDoCoMoユーザーばかりになり、後半分はIDOユーザーで固められるという奇妙な状態になった。当然前半分、後半分のつながりやコミュニケーションは強くなり、一部のハブ的な人を介してしか、前後をまたいだ友達づきあいがなくなったんじゃないか、と錯覚を起こすほどだった。 ケータイメールにおける絵文字の「縛り」はこの状況に少し似ている。僕が大学生になって@付きのケータイメールが交わされるようになってからも、絵文字を使ったメールをやりとりしたい、と言う理由でキャリアを合わせる動きが見られた。キャリアが違うと、味気ない、いわゆる「黒メール」しかやりとりできなかったのだから。 そしてケータイメールが相互乗り入れを実現したのと同じように、メールの絵文字も相互乗り入れが出来るようになった。ナンバーポータビリティのことを考えると、相互乗り入れしない方が良かったんじゃないか、とも思える。しかし友人グループの誰か一人がキャリアを変えて、今まで通り絵文字のやりとりが出来なくなったら、友人グループが丸ごと同じキャリアに移ってしまうことも考えられる。それなら相互乗り入れに対応して、グループ毎の移動を防ごうという施策だろうか。 それにしても、ケータイメールの中の絵文字はそんなに重要なのだろうか。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
運営事務局に問題を報告

最新ブログエントリー

個人情報保護方針
利用規約
訂正
広告について
運営会社