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プッシュトークを日常利用してみる - SO902i特集

2006/04/12 18:59
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松村太郎

携帯電話の機能進化が進む中、アーリーアダプター層がどのように携帯電話を使いこなし、生活がどう変わっていっているのかについて、携帯電話と社会のあり方について研究するSFC研究所の松村太郎さんが紹介します。
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SO902i #03 902iシリーズから標準搭載されたPush To Talk(PTT)サービス「プッシュトーク」はSO902iにも当然備わっている。1プッシュ30秒まで5円、月額1050円でプッシュトークし放題になる「カケホーダイ」プランも用意されているこのサービス。僕にとってこれをを日常使えるようにしてくれたのがSO902iである。ちなみにPTTや「プッシュトーク」に関しては、僕のブログの過去のエントリーをご参照下さい。・ケータイ時代のスタンダード: PTTアーカイヴ プッシュトークを試したことがあるか? という問いをいろいろな友人にしてみると、その返答はとても芳しくない。やはり新しい端末を持っている人が増えてこなければそのサービスを使うことが出来ない、という事情から902iユーザーからも「使ったことない」という感想が聞かれる。僕も902iを持っているのでその場でプッシュトークを試そうと思えば試せないこともないけれど、そこでは1:1。僕が「プッシュ・トゥ・トークの面白さとは?」で指摘した同報通信という新しいモードを経験するには至らないのだ。 どのようにしてグループによる同報コミュニケーションへ導入していくかを考える必要がありそうだが、その前に1:1でのプッシュトーク作法を紹介しよう。弟もSO902iを買った。アメリカで長く生活していた弟が初めて買ったケータイはSH700iだったけれども、折りたたみというスタイルがどうも好きになれなかったという。そこでアメリカでも使っていたのと同じスタイルのSO902iに機種変更してきた。色は赤。良い色味である。 SO902iが揃ったところで、2人の間の通話は極力プッシュトークで行うようにするという兄弟のルールを決めた。用があるときには決まってプッシュトークでコールがかかってくる状況を作ってみたのである。 電話をかけるとき、また着信に応答する時までは通常の電話着信と同じである(ちなみに着信音は通常の通話と別に設定できる)。通常なら通話ボタンを押した瞬間に通話を開始して、自分の声も相手の声も聞こえるようになるが、プッシュトークでは違う。コネクションが成立しても、スピーカーからは何の音も聞こえてこないし、自分の声や周りの環境音も相手には届かない、空白のコネクションが訪れる。 以前試したときには気づかなかったが、普段から使っているとこの空白のタイミングはちょっと安心感を与えてくれる。音声通話の時にはつながるとすぐに課金が始まるので、特別なシチュエーションを除いては、無言の時間を極力避けようとする。もちろん電話をかけるときはその特別なシチュエーション以外は用事があるときだから無言の時間が出来ることも少ないだろうが、かけてから用件を伝えるまでに余裕があると、話をまとめやすいように思う。 またこの余裕は電車内での着信にも有効だ。電車内で着信があったとき、皆さんはどうするだろう。僕は「電車の中なのでかけ直します」みたいに短く喋って電話を切ったりしている。気にしすぎかもしれないけれど、電車の中でケータイを喋るのはなんだかとても「罪深いこと」というイメージがある。ところがプッシュトークの着信があっても、すぐに音声が通じるわけでない、喋る必要がないという点で、処置しようと焦らなかった。この感覚は面白い経験だったと思う。 さて同居している家族間に見られる短い用件のやりとりの場合、片方がメッセージを持っていてそれを伝えようとするため、音声が一方向に流れるだけのプッシュトークであっても十分に目的を果たすことが出来る。ちなみに1プッシュ30秒という制限については、短いのではないかと感じる方も多いかもしれないが、実際に喋ってみるとむしろ長いくらいだ。30秒間一方的に喋り続けるのはなかなか大変だし、説明するのに30秒もかかる用件をひと思いに聞くのも大変ですよね。 弟とのプッシュトークで気になったのは、その切り方が難しいという点だった。弟が僕に用件をよこすとき、僕が弟の話をキチンと理解してそのまま通話を切ってしまったことがあった。相づちを打つにも5円がかかるからもったいないな、と思ったので。ところが弟は上手く伝わっていないのではないかと再びプッシュトークをかけてきたのだ。 弟がかけ直したのは、確かに今までの電話の感覚からすれば当然の行動だと思うけれど、1:1でプッシュトークを使うときには「終話=了解」という解釈が必要だ。これと同じルールとして、プッシュトークをかけた人が自分から通話を切ることはしない方が良い。用件を言ってそのまま切ってしまうと、相手の反応を確認することが出来ないので。もし了解なら相手は通話を切るし、質問やメッセージがあればプッシュして話をする。そんな流儀が自然と兄弟の間に定着しつつある。 と、ここまで書いてきたときに「なぜこんなにプッシュを省略したがるのか」が気になってくる。それは1プッシュ5円という明快な課金システムだからだ。時々してしまうミスプッシュ(間違えてボタンを押してしまったり、話している間にボタンから指が離れてしまうこと)は結構後悔してしまうのだ。どうしても普通のケータイの通話よりも割安な音声通信だから安く使おうという意識が働くためだと思う。 せっかく定額制が用意されているのだから定額にすれば良さそうなものだが、冒頭のようにプッシュトークを使える人、更に言えば使いこなせる人がまだまだ少ないから定額を契約するには至らない。過渡期の感覚と言えるかもしれないけれど、そんな時期に使い方や流儀が編み出されてきた事が多いケータイだけに、用件をシンプルに伝える手段としてスパイチックな活用が定着したら、それはそれで面白いかもしれない。SO902iはプッシュトーク対応端末の中で最もコンパクトなので、よりスパイっぽいですね。 ちなみに弟のアイディアで、プッシュトークをケータイ端末の伝言メモのように保存してボイスメッセージに出来ると良いな、と言っていた。・ケータイ時代のスタンダード: SO902i特集

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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