SO902iを待ち望んでいて、手に入れるまでずいぶん待たされた、と言う人も多かったのではないだろうか。3月21日にリリースされて、その週のケータイ端末の販売ランキングのトップ1をすぐにさらったあたり、SO902i待ちの買い控えもあったのかもしれない。爆発的に販売が伸びて、もしかしたらすぐにランキングから外れてしまうような動きをするのではないか。まあオーナーからするとそんなことはどうでもいい話だと思うけれども、SO902iの場合、更にそういう気分にさせてくれる演出がある。
これまでケータイでは待ち受け画面や着メロ・着うたはお金を払ってでもダウンロードしてケータイをデコレーションしてきた。あるいはケータイ端末メーカーのサイトから画像パーツを1つずつダウンロードすればメニュー画面も好みの通りに変えることが出来た。ただこれはとても骨が折れる作業だし、デフォルトの背景とマッチするかどうかもまた微妙だったりする。
そこで、Symbien OSを搭載した端末に限らず、多くのケータイに搭載されている機能がスタイルチェンジャーの類だ。つまりケータイのメニュー画面のアイコンや配色、フォントに至るまでトータルコーディネートで変える事が出来るようになってきている。以前レビューしたF902iやD902iではメニュー画面から、P902iはi-appliからそれぞれ好きなデザインを選べば一発で変更が可能だし、P902iはi-appliから最新のスタイルをダウンロードすることも出来る。
SO902iはというと、似ている機能は搭載されているが、変更できるテイストは3種類、「Highway blue」「Pulp white」「Sparkle red」である。これすなわちSO902iに用意されているボディカラー1色につき1テイストずつ用意されているだけなのだ。僕が持っている白い端末で青や赤にセットしてみると、一度白のテイストを見ているだけに、やはり違和感がある。白い端末ではやはり白のテイストにセットして使いたくなってしまうのだ。
他のケータイがより自由に、沢山のテイストを用意しているのに対してSO902iは3種類だけというのは、ケータイのデコレーション性からすると見劣りしていると言わざるを得ない(ちなみにこの「デコレーション性」については折を見て触れようと思いますが、イメージとしては待ち受け・着メロ・ストラップのじゃらじゃら・シールなどで思い思いに飾られていること全体を指します)。悪く言えば柔軟性の欠如かもしれないが、逆にそれだけ配色というか雰囲気を「アテ」て専用に作っていて、むしろデコレーションの方向性を規定しているのがSO902iの世界観かもしれない。
『Missing Piece』というアートブックが発売された。デザインに強い書店には置いてあると思うけれど、これは表参道にあるカフェで行われたソニー・エリクソンのアート・イベントの作品をまとめた本である。この本の真ん中にはSO902iの寸法と同じ穴が空いていて、入れてみると確かにぴったりと当てはまるようになっている。僕はこういう企画ものの本が好きなのでついつい買ってきて自分のケータイを当てはめたりしてみたが、ケータイを使ったアートと言ってもケータイをどうこうするのではない。これもまたデコレーションとは違う方向性で、むしろ使う製品の世界観を補強しているような感覚すら覚える。
SO902iを買うと、i-modeのソニー・エリクソンのサイト「SO@Planet」で専用のケースというかジャケットを買うことが出来る。これはHEAD PORTER製のケースで、ズボンのベルトにぶるさげながらケータイを露出して持ち歩くことが出来る。画面といくつかのボタンも露出するのでこのままある程度操作も可能。ストレート端末ならではの軽快さをより強調するようなオプションになっている。ストラップをつけているとちょっと干渉するかもしれない。※追記: ちなみに写真のタイプのケースは大人気のようで、4月28日13:00から再び販売を開始するそうです。
このケースを買って出歩くようになると、イヤホンマイクでハンズフリーの通話をしたいと思うようになった。以前からイヤホンマイクが欲しいと思っていたけれど、持ち運ぶのに長いコードが面倒くさいし、真っ黒なものが多かったりしてイマイチ惹かれるものがなかった。ところが先日新宿の家電量販店で見つけたのが写真のイヤホンマイク。SO902iの白にマッチするようなリッチな塗装がされていて、コードは中間での巻き取り式。これなら手軽に持ち歩いて必要なときに伸ばせばいいので便利だ。このイヤホンマイクを選んだのも、SO902iが持っている世界観の強さからだったかもしれない。
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