最終更新時刻:2008年10月10日(金) 23時50分

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プッシュ・トゥ・トークの面白さとは?

公開日時:
2005/10/25 04:12
著者:
松村太郎

 NTTドコモ、KDDIのそれぞれからプッシュ・トゥ・トーク(Push To Talk:PTT)を活用したサービスが発表された。まだ日本のケータイでは使われたことのない、新しい音声通信のサービスだが、ドコモとKDDIでは、音声通信へのアプローチが異なっているように思われる。ひとまず僕自身、早く使ってみたい。そんな気持ちを抑えつつ、少し事前学習をしておこうと思う。プッシュ・トゥ・トークって? ケータイ上でのコミュニケーションは、これまでのところ音声通信、文字通信(ショートメッセージ、e-mailなどをひっくるめてケータイメール)、画像通信、動画通信(動画メール、テレビ電話)、物理的通信(赤外線、FeliCa)という5つのモードが備わっていた。今挙げた順番は恐らく登場順で間違っていないと思われる。 ここまでで新しいモードの登場がとりあえず一段落して、再び音声通信のイノベーションに戻ってきた。そのサイクルがPTTの登場だと見ることができる。今回の話とは関係ないけれど、PTTの次は文字通信、そして画像通信が進化するだろうし、その次は動画、物理通信の革新が起きる。そしてまた音声へと行くだろう。もしかしたら音声には戻らず、動画通信とセットで新たなコミュニケーション手段に生まれ変わるかもしれませんね。 PTTは音声をIPでやりとりする技術で、欧米のケータイを中心に導入が進んでおり、日本でも2005年〜2006年の年末年始にリリースされる端末でサービスが開始する。ドコモは既存の回線交換を使った音声通話定額を導入しなかったが、PTTを使ったサービス「プッシュトーク」で音声定額を導入した。PTTのサービスを前面に押し出した展開といえる。 一方KDDIは音声定額を現段階では導入せず、文字・画像・音声を織り交ぜたインスタントメッセンジャーのパッケージ「Hello Messenger」にPTTを内包してサービスをリリースしている。音声でIP網を圧迫しないで欲しいという事だろうか。パッケージ化された中でPTTがどれだけ活用されるのか楽しみなところだ。音声“通話”定額ではない 既に様々なメディアでも既に出ているが、「カケホーダイ」なるプッシュトークを定額1050円(月額)で利用できるプランを用意しているドコモの場合でも、「音声通話定額」ではなく「音声定額」と言った方が良い。今までの「もしもし」「はいはい」という通話スタイルは保たれないからだ。 言うなれば「もしもし、どうぞ」「はいはい、どうぞ」というトランシーバー的なコミュニケーション、つまり双方が同時に喋ることができないコミュニケーションスタイルになる。僕はトランシーバーでの会話はなんとなく好きで、出身中学のスキー教室のコーチをやるときに、喜び勇んで省電力で100m届くトランシーバーを活用してしまうタチだ。また少し話がそれました。 もしドコモでパケホーダイを導入している方なら、音声だけのムービーを録音をして相手に添付してメールを送り、相手も音声を添付したメールを送る、というやりとりすれば、擬似的な「プッシュトーク」体験をすることができる。もちろん、ワンプッシュで声が送れるようになるので、正式なプッシュトーク対応端末では、同じ音声を送るにも大幅に手軽になりはするけれども。多分、同報通信が面白い なんだ、PTTが導入されると言っても、その程度か、とお思いになったかもしれない。しかし僕がPTT系のサービスで重視しているのは、同報通信である。ドコモのプッシュトークもKDDIのHello Messengerも、自分を含めて5人までのグループコミュニケーションをすることができる。つまり自分の音声を同時に他の4人に届けることができるのだ。ここもPTTが「トランシーバー的」と言われるゆえんだろう。 音声を半二重通信で相手に届けるのはボイス付きケータイメールを作成すればOKだったし、同報通信をするならケータイメールの宛先にCcで追加すれば実現できた。これがサービスとして簡単に使えるようになったときに、今までのケータイコミュニケーションに何が起きるか、という点が面白そうだ。僕は音声通信という要素以上に、同報通信という機能がコミュニケーションに変化をもたらすのではないかと踏んでいる。 音声付きケータイメールは別途試していくとして、この同報通信は、ちょっと前から注目して日常的に使うようにしてきた。実例として、手前味噌で申し訳ないのですが、うちの家族のケータイメールのやりとりである「家族ALLメール」を次回披露したいと思います。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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