NTTドコモ、KDDIのそれぞれからプッシュ・トゥ・トーク(Push To Talk:PTT)を活用したサービスが発表された。まだ日本のケータイでは使われたことのない、新しい音声通信のサービスだが、ドコモとKDDIでは、音声通信へのアプローチが異なっているように思われる。ひとまず僕自身、早く使ってみたい。そんな気持ちを抑えつつ、少し事前学習をしておこうと思う。プッシュ・トゥ・トークって? ケータイ上でのコミュニケーションは、これまでのところ音声通信、文字通信(ショートメッセージ、e-mailなどをひっくるめてケータイメール)、画像通信、動画通信(動画メール、テレビ電話)、物理的通信(赤外線、FeliCa)という5つのモードが備わっていた。今挙げた順番は恐らく登場順で間違っていないと思われる。 ここまでで新しいモードの登場がとりあえず一段落して、再び音声通信のイノベーションに戻ってきた。そのサイクルがPTTの登場だと見ることができる。今回の話とは関係ないけれど、PTTの次は文字通信、そして画像通信が進化するだろうし、その次は動画、物理通信の革新が起きる。そしてまた音声へと行くだろう。もしかしたら音声には戻らず、動画通信とセットで新たなコミュニケーション手段に生まれ変わるかもしれませんね。 PTTは音声をIPでやりとりする技術で、欧米のケータイを中心に導入が進んでおり、日本でも2005年〜2006年の年末年始にリリースされる端末でサービスが開始する。ドコモは既存の回線交換を使った音声通話定額を導入しなかったが、PTTを使ったサービス「プッシュトーク」で音声定額を導入した。PTTのサービスを前面に押し出した展開といえる。 一方KDDIは音声定額を現段階では導入せず、文字・画像・音声を織り交ぜたインスタントメッセンジャーのパッケージ「Hello Messenger」にPTTを内包してサービスをリリースしている。音声でIP網を圧迫しないで欲しいという事だろうか。パッケージ化された中でPTTがどれだけ活用されるのか楽しみなところだ。音声“通話”定額ではない 既に様々なメディアでも既に出ているが、「カケホーダイ」なるプッシュトークを定額1050円(月額)で利用できるプランを用意しているドコモの場合でも、「音声通話定額」ではなく「音声定額」と言った方が良い。今までの「もしもし」「はいはい」という通話スタイルは保たれないからだ。 言うなれば「もしもし、どうぞ」「はいはい、どうぞ」というトランシーバー的なコミュニケーション、つまり双方が同時に喋ることができないコミュニケーションスタイルになる。僕はトランシーバーでの会話はなんとなく好きで、出身中学のスキー教室のコーチをやるときに、喜び勇んで省電力で100m届くトランシーバーを活用してしまうタチだ。また少し話がそれました。 もしドコモでパケホーダイを導入している方なら、音声だけのムービーを録音をして相手に添付してメールを送り、相手も音声を添付したメールを送る、というやりとりすれば、擬似的な「プッシュトーク」体験をすることができる。もちろん、ワンプッシュで声が送れるようになるので、正式なプッシュトーク対応端末では、同じ音声を送るにも大幅に手軽になりはするけれども。多分、同報通信が面白い なんだ、PTTが導入されると言っても、その程度か、とお思いになったかもしれない。しかし僕がPTT系のサービスで重視しているのは、同報通信である。ドコモのプッシュトークもKDDIのHello Messengerも、自分を含めて5人までのグループコミュニケーションをすることができる。つまり自分の音声を同時に他の4人に届けることができるのだ。ここもPTTが「トランシーバー的」と言われるゆえんだろう。 音声を半二重通信で相手に届けるのはボイス付きケータイメールを作成すればOKだったし、同報通信をするならケータイメールの宛先にCcで追加すれば実現できた。これがサービスとして簡単に使えるようになったときに、今までのケータイコミュニケーションに何が起きるか、という点が面白そうだ。僕は音声通信という要素以上に、同報通信という機能がコミュニケーションに変化をもたらすのではないかと踏んでいる。 音声付きケータイメールは別途試していくとして、この同報通信は、ちょっと前から注目して日常的に使うようにしてきた。実例として、手前味噌で申し訳ないのですが、うちの家族のケータイメールのやりとりである「家族ALLメール」を次回披露したいと思います。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
コンテンツ学会 〜コンテンツ概念の功罪と未来
iPhonista Nightの事後報告
日経平均株価の落ち着く先は…
人々は自らの行為に恐怖した
先が見えない景気低迷の今こそ業務のシステム化への検討を
変形マウス、Arc Mouseレビュー
オトナになるということ
福祉国家の失敗〜40年前の「断絶の時代」を読む(3)
公共団体のMSへの依存A会津若松市や島根に勇気!!みんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。
広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから
ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用)
今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細はこちらから
これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。
CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。
今週の新製品総チェック:新PS3が登場!ニコンが発表した映像製品「UP」とは?
[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
今週の新製品総チェック:第4世代iPod nano登場、ソニー「α」、松下「LUMIX」に新機種も