Macworld Expo 2006が昨日ついに幕を開けた。てっきりコンシューマ向けのiBook(の後継モデル)と、メディア対応を強化したMac miniからまずIntelプロセッサの採用が進むと思いこんでいた筆者には、かなり意表をつく発表が続いたわけだが--性能面で長らく頭打ち状態にあったプロ用ラップトップから、というのは存外理にかなったものと思える。だが、つい先ごろアップデートされたiMacにまでさっそく「2〜3倍も高速」なIntel Core Duoチップが搭載されたことは、11月半ばに自腹でiMac G5を購入した者には、なんともやるせない気にさせられる出来事だった。
それはさておき。
Apple関連の各種ブログなどでは、この新製品発表に関する寸評やら予想の当たりはずれをめぐるコメントなどが盛んに出されているが、そんななかちょっと気になる話題を見つけた。
MSNBCサイトに上がっていた記事のなかで、Appleの上級幹部(製品マーケティング担当シニアバイスプレジデント)Phil Schillerが、次のような発言を行ったという話題が取り上げられていた。
"... the company(=Apple) won't sell or support Windows itself, but also hasn't done anything to preclude people from loading Windows onto the machines themselves.
'That's fine with us. We don't mind,' Schiller said. 'If there are people who love our hardware but are forced to put up with a Windows world, then that's OK.'"
つまり、「AppleではIntel MacへのWindowインストールを正面切って勧めたり、それで利益を得たりするつもりはないが、やってみたいユーザーはどうぞお好きに。」ということか。
これに輪を掛けて興味深いのは、MS関係者のコメントで、同社Mac business unitのScott Erickson(製品管理/マーケティング担当ディレクター)は次のように述べたそうだ。
"Any new machines that are on the market that run Windows are great."
自分のところの製品がそれだけ多く売れるのだから当然の反応だろうが、うがった見方をすればどこか陰謀の気配が感じられなくもない(?)
いずれにせよ、早晩誰かがIntel MacをハックしてWindowsをインストールする方法を見つけだし、それを公表することになるだろう。そうしてまた、ふだんはMacを使いながらどうしてもWindowsを使わなくてはならない場面もあるユーザー諸氏(筆者もその1人)にとって、これはある意味で非常に興味をそそられるオプションでもある(Win/Mac用にそれぞれ1台づつマシンをそろえ、切替機につなぐ必要などなくなるのだから)。さらに、もう何歩か先まで想像を膨らませると、近い将来には、Xenのような仮想マシンソフトとIntelが開発するハードウェアベースのVT技術とが相まって、1台のマシンで、いちいち起動しなおさずに、Win/Mac(お好みならLinuxも?)を同時に動かしておける、しかもそれが現在Mac向けに出ているような動作の緩慢なエミュレータとは異なり、ネイティブ対応のスビードで動作するようになってくれれば、どれほど便利になるだろうか・・・などとふと思った次第である。
(カウントダウン・ナビゲーター)
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