最終更新時刻:2009年7月11日(土) 10時00分
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Flashの説明をどうしたらいいのか【1】

公開日時:
2008/07/04 00:00
著者:
macalie

先日ある媒体から尋ねられたので常々思う事をまとめる良い機会にはなった。ところが機会にはなったものの全然まとまらない。以前に後々触れると言いながら引き延ばしてきたのは、もはや収拾がつかなくなっているからでもある。

当たり前なのだが、Flashはアニメーションだけを制作するソフトではない。そして、簡単なゲームを作れるだけのソフトでもない。それすら理解されていない場合が多い。それどころかFlashというソフトが存在する事も知らない人にどう説明するのか。今に始まった事ではないが、言葉が1人歩きしている。

 

「Flashを作りたいんですけど何のソフトで作ったらいいですか?」
「Flashです」
「随分高いソフトを使ってるんですね」

 

これは笑い話でも何でもない。フリーや1万円前後の簡易ソフトもあるが、こういう人がFlashで作品を作ってないとこの掲示板に「Flash凄いですね!」とか書き込んだり、メールを送ったりしている。あろうことか「Flashを作ってください」とか依頼する会社があったりする。このように視聴者によって「作品偽装」の濡れ衣を着せられた人が後を絶たない。

そのくらいの認識でしかない人からするとFlexやAIRに至っては、もはや何なのか分からない。アニメーションに絞ったらバッサリ切り捨てればいいし、そうしている媒体が多い(ネット上に於いてはIT系の媒体が圧倒的なのでそれはない)。しかしながら皮肉な事に、そうしてしまう事が余計に混乱を招いてきた。そこまで興味がなければ補足されても読まないにしても。

ここで絶好のサンプルとなる記事を紹介。息子さんの反応の方が素直に思えるのだがどうだろうか。作品の見た目や先入観の話も以前しているが、Flashほどややこしいものはない。例えばうるまでるびの「しかと」はFlashで制作していない。ウゴウゴルーガの放送当時はまだFlashはなかった。

 

「うちの3姉妹」対「うちの一人息子」
http://www.asahi.com/showbiz/column/animagedon/TKY200806290090.html

 

「うちの3姉妹」はFlashで制作したというリリースがあったから、そういう視点になってしまっているだけである。カートゥーンネットワークで放送されている作品にもFlashで制作されたものはいくらでも紛れている。今後、息子さんがFlashという言葉を覚えてしまったら説明に苦労するのが見える。

実のところ、Flashアニメという言葉自体が元から矛盾を孕んでいたのもある。アニメーションのみに限るなら、作画をスキャンしてPhotoshopやIllustratorで彩色してFlashのタイムラインに並べるとかしても構わないのだから。

Flashっぽい動きと称されるトゥイーンも、After Effectsに以前からある。最近では絵もAfter Effectsでも描けるようになっているので、アニメーションに関してはFlashでしか出来ない事ってのはなくなっている。従って、制作に当たってどちらが使いやすいかとか、どちらが適しているかという事でしかない。

ある媒体には仔細に説明するだけの余地がなかったのでかなり苦慮した。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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