今回はちょっと突っ込んだ話になる。正直、ここまで言う必要があるのかどうか分からないくらい身も蓋もない話だ。
作品の制作者と企画者の関係は漫画家と編集者の関係のようでもある。漫画家と編集者。制作者側は2Dや3Dといった制作手法でのジャンル分けを行うが、それとは別に企画者側では独自の用語を使用する。
それは作品の公開先に付随する場合が多い。イベントや上映会であれば、他所と名称がカブるのを避けるためであるのを理解してもらえる。それなのに作品に対して企画者側が用意した言葉に対してはそうでもない。
「プレスリリース」は「ニュース」なのか?ネットメディアの現実
http://markezine.jp/article/detail/3582/
「右向けば右」ばかりのメディア プロならもっと個性出せ 作家の麻生千晶さんに聞く
http://www.j-cast.com/2008/06/14021737.html
今回このような事を記そうと思った契機は上記による。ただ、この件についてはプレスリリースに個性があって余計にややこしくなっているのが現状だ。各社のプレスリリースを見ていると、その会社くらいしか使用していない用語があるのが見えてくる筈だ。ところが残念ながらリリースを受け取った媒体はいちいち注意深く見ている暇がない。
いささか抽象的になっているので、最近の一例を挙げてみる。映画の話をしているのにそのタイトルなのかというのは誰でも気づくが、FROGMANさん自身の発言にも注意して頂きたい。そして試しにタイトルに記されている用語で検索してみるといいだろう。FROGMANさんの作品に辿り着けただろうか。
フロッグマン ネットアニメの革命児(アニメ作家)(2008年6月6日OA)
http://www.yomiuri.co.jp/stream/m_doredore/do001.htm
上記は極端な例ではある。ただ、紹介する側は基本的に気づいていないのでしばしば誤解も生じやすい。慣れると各媒体で紹介されている作品にはその会社が使用している用語を伴っている事も分かってくるのだが。
一方で趣味で制作している人が使っている用語に自主制作がある。自主制作という用語自体は古いものだ。しかし、現状に於いてはお金を貰って作っていない、または貰って作ってても展開方法がまるで決まっていないという意思表示になっている感もある。
もし今後具体的に作品の展開先として望む方向があるのであれば、制作者側はそれらの呼称に対して慎重になるべきであるし、紹介する側もその意志を尊重すべきではなかろうか。それ以前に趣味で制作している人は企画者側のこれらの用語が実際に使われている場面に遭遇しない。誰が使ってるのかが実感出来なければ使っても違和感が残るだけである。
ちなみにここでのお題を「個人・少人数制作アニメーション」としているのは、汎用性がありながら長くて誰も言わなさそうだからである。積極的に呼んでほしければ英語化して、そのイニシャルでの略語を考えたりとかするだろう。でもそれはやらない。もはやそんな事に拘泥する意味がないのだ。
趣味として制作しても商業として制作しても、ネット上で多くの人に見てもらおうと思うなら、ニコニコ動画やYouTube、Yahoo!動画やGyaOになってしまう。どれだけ用語を駆使しても結局動画でしかない事に誰もが気づいている。
最後にイサイシズカさんの「めぐり逢う世界」の予告映像を紹介する。サイトでは以前に制作された予告を視聴していた。今後どういう展開がなされるのか気になるところである。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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