まだまだ先週の余韻が残っている中であるので、本題に入る前に前回の余談から書く事にする(めばえさんの「Garden」と「百々」についても触れるべきだと思われるかも知れないが、まだその時期ではない筈である)。
前回の記事を書く前に知人の工芸大院生に確認を取るべく連絡をした。すると「それって造形大(院生)の坂元友介さんの作品ですよね?」と答えたので「いや『焼魚の唄』の話じゃなくてですね」と返した。今年の卒業制作展にも行っていたから聞いてみたのに。
どこの大学でもそうなのだが、実は卒業制作でアニメーションを提出する生徒は直接アニメーションに関わる学部学科だけではない。犬尾さんの「さかなのうた」もそういった経緯で誕生した事になる。そこがまた面白い。
昨年は工芸大のアニメーション学科が初めて卒業生を出したので興味深々で卒業制作展へ訪れた。どこの大学についても卒業制作展に行った事があれば分かるけれど、作品数が多い場合は上映作品のプログラム枠が日程や時間帯で変化する。期間中連日入り浸って居られれば良いもののそうもいかない。
コンテストにでも応募されなければそのままお蔵入りしてしまうので、良作に巡り合うにも運がいる。かと言って各大学や専門学校等の作品が集うICAFでも全てを網羅しているわけではない。上甲トモヨシさんの「雲の人 雨の人」にしても一瀬皓コさんの「かなしい朝ごはん」にしても初見はコンテストだった。
ちなみに久保亜美香さんの「おはなしの花」も上映されていたが、卒業制作作品ではなく多摩美(卒業)の井上精太さんとの共作である。これらの作品はデジタル・スタジアムでも見る事が出来たけれども。「おはなしの花」はデジスタ・アウォード2007の映像部門でもグランプリを受賞したので、例年通り4月からのオープニング制作の担当になっている。
昨年は一方で、造形大もアニメーション専攻領域が初めて卒業生を出していた。高校時代から活躍を知られている坂元友介さんの卒業制作作品は、既に数々のコンテストでも受賞をしている「蒲公英の姉」だった。先月は下北沢のトリウッドで「坂元友介アニメーション全集」が上映されている。見られる機会が限定されている作品も多く、2004年の「焼魚の唄」もその1つだ。最近ではNHKで放送された「星新一ショートショート劇場」の「ゆきとどいた生活」も制作している。
東京造形大学の今年の卒業制作展そのものは1月に終わっているが、それとは別で今月20日と21日にアニメーション専攻領域の卒業制作展「卒ZO展」が行われるので訪れてみるといいだろう。
東京造形大学
http://www.zokei.ac.jp/
2003年は造形大にアニメーション専攻領域、工芸大にアニメーション学科が新設されたので、他の大学も含めて進路に悩んだ学生も多かった。そして詳しく述べるまでもなく、結論がこのように締めくくられてしまう理由が1つある。
「IKIFは素晴らしい」
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