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ケール対ゴンザレス

2006/12/06 12:30
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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第九巡回区裁判所にて、Kahle v. Gonzalesの弁論が開かれた。

この訴訟はEldred v. Ashcroftに判決が下ったあとに提起されたものだ。エルドレッドで明確にされたルールを踏まえている。

エルドレッドでは、われわれは議会の著作権保護期間延長に対して憲法修正第一条に基づく審査を要求した。われわれの主張は:「期間延長は言論への規制である。よって修正一条に基づく通常の審査を適用せよ」。

政府の主張は正反対のものだった――著作権法について、修正一条に基づく審査はありえない。政府は最高裁に対して、著作権法は「修正一条に基づく違憲審査の範囲外にある」としたDC控訴裁判所の判断を追認すべきであると論じた。

最高裁はどちらの立場も採らなかった。著作権法に対して修正一条に基づく通常の審査を適用することは拒否したが、著作権法を修正一条に基づく審査の例外とすることもまた否定したのだ。いわく、

そのような場合(「他人の表現」を使った言論の権利)に起こる修正第一条上の懸念については、言論の自由のためあらかじめ著作権に組み込まれているセーフガードで概ね充分である。本法廷は、D.C.巡回区裁判所が239 F.3d, at 375において「(著作権法は)修正第一条による違憲審査の対象ではない」としたことは行き過ぎであると認識するが、本件のように、議会が伝統的な著作権保護のありかたまでは変更していない場合、修正一条に基づくさらなる審査は不要である。

これは伝統による基準といえる:議会が「伝統的な著作権保護のありかた」の範囲を守る限り、修正一条に基づくさらなる審査は不要であるが、しかしもし議会が「伝統的な著作権保護のありかた」を変更したのであれば、その場合は「著作権に組み込まれた言論の自由のためのセーフガード」は充分でなくなるかもしれない。

われわれが申し立てたのは、著作権保護の「伝統的なありかた」に対するおそらくもっとも根本的な変化、すなわち1790年から1976年までの「オプトイン」システムから、現在の「オプトアウト」システムへの変更についてだ。

[オリジナルポスト 11月13日午後2時23分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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