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AutoWeek編集部へ

2006/09/19 05:12
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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Allen Sanquistは写真家だ。Flickrのアカウントを持っており、写真はクリエイティブ・コモンズのAttribution-NonCommercial (帰属 - 非営利)で公開している。8カ月以上前、このとてもいい写真をFlickrに掲載した:

この写真にはいくつもすばらしいコメントが付いている。

二週間前、Allenはこちらの画像についてコメントした

227715835_bc14c1eb99_o.jpg

これはAutoWeek誌の2006年7月24日号に掲載されたものだ。ご覧の通り、最初の写真を利用している。

AllenはAutoWeekの担当者に宛てこのように書いた:

Rossさま

私はネバダ州 Henderson在住の写真家です。数日前、インターネットを検索していた際、私の撮影した写真がAutoWeekの2006年7月24日号で使われていることを知りました(“This Week’s Sign The Automotive Apocalypse Is Nigh”, 添付の写真をごらんください)。掲載許可を求める問い合わせは受けておらず、撮影者名の表示もされていません。こうした商業利用に対して、私は通常250ドルから500ドルを請求しています。この場合は250ドルほどでしょう。

行きつけの理髪店に置いてあることもあり、私はAutoWeekの愛読者です。記事は参考になりますし、使われている写真もすばらしいと思っています。

AutoWeek編集部のMr. Rossによる返答:

Sandquist殿。この画像はsavethe76ball.comより取得したものであり、無署名のパブリックドメインにあたります。また、こうした種類の写真に対する当誌の通常の支払いは50ドルです。

ここでAllenの知り合いが仲介を試みてAutoWeekに連絡を取った。対するMr. Rossの返答は:

このような場合、まず著作権登録書類の写しが提出されない限り、いかなる支払いも検討することはできません。

はてさて。こんなときJack Valentiはどこにいる?

まず、"savethe76ball.com"の作者はAllenにメールでこう証言している「AutoWeekはうちのサイトから写真を取ったんじゃない!」

さらに、この写真が「パブリックドメインにあたる」可能性はほとんどない。"76ball"の写真でパブリックドメインである可能性が考えられるのは1978年以前に撮影されたものだけだ(パブリックドメインへの自発的な寄贈でないかぎり)。1977年以前にガロン2ドル19セントでガソリンを売っていた76ステーションはそうそうないだろう。

最後に、AutoWeekの写真担当編集者なら当然知っているように、この写真に対するAllenの著作権が認められるかどうかは、著作権局への登録を行ったか否かとは無関係だ。著作権は自動的に発生する。つまりAutoWeekが「登録料45ドルを払ってきたら50ドル支払ってやる」と述べているのは非礼なうえに誤りでもある。

Mr. Rossは少なくとも礼儀について、もしかしたら著作権法についても学ぶ必要があるようだ(とはいえ、自分のしていることが間違いであると認識できる程度には法律を知っているのではないかと思うが)。Allenが写真を公開したライセンスは(1) 無許可で商売に使わないこと。 そして(2) 著作権者を表示すること。というものだ。AutoWeekはそのどちらも守っていない。ひょっとすると、だれかMr. Rossになぜこれが間違いなのか教えてあげるとよいかもしれない。アドレスはkross at crain dot com。

[オリジナルポスト 9月16日午後9時22分]

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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