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国際運動

2005/08/01 05:29
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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[Gavin Baker (FreeCulture.org)によるゲストBlog]

初めまして、Gavin Bakerです。University of Florida二年で、そのFreeCulture.org支部の設立メンバーでもあります。今週はラリーの読者にわれわれのことをもっと知ってもらい、役に立つ議論ができることを期待してます。

いまはフランス語のためにカナダのUniversité du Québec à Montréalに来ていて、この文章はモントリオールのインターネットカフェから書いてます。外国の文化に触れて自然に浮かぶ感想はもちろん、カナダのフリーカルチャー運動の指導者たちと対面できた体験についてはthe Free Culture blogにまとめました("Dispatch from the True North, Strong and Free", "Vive la Culture Libre")。

さて、FreeCulture.orgは「国際学生運動」を名乗ってはいるものの、根拠はやや薄弱といわざるを得ません。各大学の支部はすべて米国内にあり、団体としての登録は米国の住所、ボランティアのほとんども米国在住です。これはFC.o設立に際して米国外の人々が果たした役割を軽視するわけでも、自分の国に支部を作りたいという外国の友人たちを軽んじるものでもありませんが、実際われわれのほとんどはアメリカ人で、米国中心になりがちだとはいえるでしょう。

新しいスタートアップに提供できるリソースという意味ではFC.oはまだまだですし、国家・文化・言語の壁となるとなおさら難しい課題です。カナダは米国との長い絆からFC.oにとって二番目の国となる見込みで、米国に戻ってからもわれわれの活動に興味を持つカナダの学生と連絡を続けたいと思っています。

しかし、われわれの運動が実際に国際的なものになったときどうするかという問題があります。例えば、意志決定プロセスに国際グループはどう関わるのか。アメリカのグループの方針を決める際、カナダのグループは「票」を持つべきなのか、またその反対は? 国内と国際問題を分離して、各国のグループはそれぞれの問題を追求する一方、国際ポリシーに関しては協調すべきか。ひとことで言えば、各国グループの運命はどれくらい結びつけられるべきなのか?

もっと広く言えば、フリーカルチャーという分野で「国際」とは何を指すのだろう。

米国とそれ以外の場所での法的・文化的状況の違いもあります。 もし個々の問題が国境をはさんで違った解釈をされるなら、われわれの考えをどこでも理解されるように伝えるには? われわれの課題に興味と知識をもった学生やボランティアはどこで探すべきか、また必要とされる場所に力を貸すためには?

著作権の問題のある部分に対処するためには国際的な協調は欠かせないでしょう。ぼくは専門家ではありませんが、著作権法のなかでも悪質な側面の多くは国際条約(例えばWIPO)や国際援助の条件として組み込まれている印象があります。しかしフリーカルチャーの多くは国内・地域内の問題であり、一貫性を持ちつつ限定されない「柔軟な連邦主義」が必要なのではないかと思います。間違っているでしょうか。

国境を越えて、また国際的な舞台で組織を運営するために必要なことは? そのための組織は? どんな変化を予想すべきなのか、また親しみのない土地に新しい組織を根付かせるためには何ができるでしょうか。

[オリジナルポスト 7月26日午後3時16分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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