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裁判官が口を閉ざすとき

2004/08/26 00:07
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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(Richard Posner判事によるゲストBlog)

残念だが、判事として公共の場で(このBlogも含め)話すわけにはいかないことが二つある。ひとつは係争中の事件について。これはわたしが所属する裁判所だけでなくどの法廷でも、今後どのような形であれ審理がつづくかもしれないあらゆる事件を指す。たとえば最高裁への上訴の可能性が尽きていない事件など。もちろん、例えばTimが取りあげリンクしたGrokster事件の名を挙げることも、それについて多少話すことさえできるが、判決そのものについては間接的にもコメントはできない。とはいえ、Groksterに関連した事件を示すことはできる。わたしが書き、Groksterへの判決文でも脚注9で触れられたAimster判決だ。(HTML版[Dennis Karjala教授のサイト]およびAimster暗号化P2P事件 控訴裁判決[井上雅夫氏による日本語訳])

もうひとつ、現在進行中の政治キャンペーンについて、大統領選でもその他でも、また候補者についてもコメントできない。だが、来る選挙について政治的でない観測ならば述べることができる。わたしの所見は都合良く技術的なもので、以前ブッシュ対ゴアの2000年大統領選騒動について書いたことの繰り返しとなる(本の題名は『Breaking the Deadlock』):2000年にフロリダで表面化したような問題へのもっともシンプルな技術的解決は、パンチカード式投票機を光学読みとり式(マークシート式)に入れ替えることだ(票が選挙区レベルではなく群単位で集計される場合は特に)。だが、これはおそらく現職側からの反対を受けるだろう。現職の政治家は自分が選出された方式に慣れており、新しいシステムに再選を賭けることには消極的だ。これは法と技術の落ち着かない関係を示す例のひとつといえる。もうひとつは、選挙法を学ぶ学生たちのほとんどがわれわれの選挙システムの抱える深刻な技術的欠陥について無関心であることだ(少なくとも2000年までは)。

[オリジナルポスト 8月22日午後8時12分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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