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チェイス流

2004/05/24 11:14
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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わたしは妻に、ひとつかふたつを残してクレジットカードのアカウントを解約しようと懇願しつづけている。毎月何枚もの別々のアカウントを管理するのはあまりにも面倒だ。わたしの最新の勝利はChaseのカードで、彼女は昔からChaseの口座を持っていたが、維持しつづけても何の利益もないとようやく説得できた。

そこで妻はChaseに電話をかけ、口座を閉じたいと告げた。Chaseの喜ぶ話ではない。「今後もお取り引きを続けていただくにはどうすれば良いでしょうか?」と聞いてきた。妻は隣に立っていたわたしに聞き、わたしはちょうどAT&T Universal Cardから届いた広告の、手数料なし・利率ゼロ・他カードからのトランスファーは1年間無料というところを指さした。妻はChaseの担当者にこれと同じ条件なら解約しないと告げ、担当者は確認して連絡すると答えた。折り返しかかってきた電話で、ChaseはAT&Tと同じ条件を提示した。それを聞いた私たちは相当額の航空券代金の借り入れをChaseに移した(各地で話をするために移動を続ける生活で困るのは、航空券代を払い戻しまで自分で負担しなければならないことだ。去年のある時期など、わたしは方々のカンファレンスに出席するため妻の年収以上の額を立て替えていた)。

このとき、こんなに重要な取引が責任者との電話を通した約束だけで決められるとはすごいことだと思ったのを覚えている。世の中なんて進歩しているんだろう! 契約条件を書面で送ってもらおうとも一瞬考えたが、それはとても19世紀的に思えた。ともかく、相手はあのChaseなのだし、Chaseといえばとってもサイバーだ! わたしはなんて無粋なことを考えてるんだ?

今月になって明細書が届いた。約束通り利率は0%、トランスファーも無料だったが、Chaseは約束を違えて月々の最低支払額を設定してきた。話が違うと言うために電話したとたん、わたしたちは19世紀に連れ戻された:「その記載がある書面はお持ちですか?」。電話の向こうの声は尋ねた。

いや、持っていないとも。そして全額を別のカードに移す手数料を払い終わったあと、わたしたちがこれからChaseのカードを持つこともないだろう。

[オリジナルポスト 5月23日午前7時53分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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