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非礼と個人攻撃について

2004/05/07 20:46
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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(Siva Vaidhyanathan教授によるゲストBlog)

前回のポストに関して、何人か(と何匹かのネズミ)が、フリーカルチャー・ムーブメントの側もまた著作権最大化主義者への個人攻撃や乱暴な態度という罪を免れないと指摘した。残念ながらそれは真実だ。

わたしも浅薄で無礼な態度をとったことがあるし、恥ずかしく思っている。Future of Musicの会議でも、われわれの側に多少のレトリック上の行き過ぎがあるのを耳にした。いく人かのアクティビストはこのフォーラムのことも、目的を達成するにはクリエイティブ・コミュニティーの支援が必要なことも理解せず、アーティストたちの間に線を引き敵味方を作ることを意図した言葉を使っていた。

1998年当時、こうした問題への社会的な議論が存在せず、著作権カルテルが望みのものをなんでも手に入れていたころ、われわれのあげる抗議の声には聴衆も関心も存在しなかった。いまや耳を傾ける人々がいる。運動を拡大してゆくために、言葉と戦術を注意深く選ぶべきときだ。

私自身は非礼と大げさな言葉の責めを逃れられないとしても、レッシグ教授は侮りがたい対立相手に対しても常に礼を尽くしてきた。潜在的な同盟相手を求めてかれ自身の属するサークルをおおきく超えて手を伸ばし、学問や法律そして図書館の世界をはるかに超えて、時に敵対的な聴衆に対しても語りかけてきた。

この徹底した中庸はただスタイルではなく、かれのゴールだ。遠くない昔、この国にも穏当でうまく機能する著作権のシステムがあった。レッシグの立場は、ほんの十年前なら穏当で理性的な、むしろ保守的とさえされたものだ。

最大化主義者たちのおかげで(この呼び方は中傷ではない。最大化主義者たちは著作権を最大まで拡大したがっているとみずから認めている)、著作権の仕組みは十分にその役目を果たせなくなっている。われわれは理に適った、人間的な著作権を取り戻さなければならない。失うにはあまりにも重要だ。

――Siva Vaidhyanathan

[オリジナルポスト 5月5日午前6時27分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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