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2004/01/29 16:51
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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緒戦2回で先頭に立ったのは、非凡な経歴をもつ偉大な上院議員だ。選挙戦では「特定利益団体に立ち向かう」「ポジティブな」キャンペーンというメッセージを採用している。(ウォルト・ディズニー流創造性の偉大な伝統に従い、DeanやEdwardsなど他の候補者の主張を元にしたものだ)。彼が現職よりはずっとましな大統領になることに疑いはないが、これほど長い期間を中央政界で過ごしてきた人物が口にする「特定利益団体に立ち向かう」という主張がどれだけ信用されるものか、わたしは不安に思っている。

元知事であるDean、あるいは上院議員ではあってもEdwardsなら、この主張も自然に聞こえる。Edwardsが「ワシントンのやり方」について語るのは、医師がウィルスの拡散について説明するようだ。だが大きな権力を持つものの、常に正しい選択をしてきたとはいいきれないこのマサチューセッツ州の上院議員が同じ主張をしても容易には受け入れられないだろう。

「特定利益団体」との戦いについて:著作権をめぐる議論に関していえば、この議員は特定利益団体の主張しか聞いていないようだ。かれは技術政策について語るなかで著作権に二度触れているが、いま以上の極端な知財政策を主張するのみだ。「WiFi」に対する曖昧な支持があるものの、そのほかは既得権を持つ側以外の意見を一度でも耳にしたことがあるようにもみえない。

たとえば、

“……RIAA[米レコード協会]は先日、数百人のファイル共有者に対して訴訟をおこしました。著作権を持つ側が商品を守るための動きはどこまで許されるべきだとお考えですか? ファイルを共有していた人々は有罪とされるべきだと思いますか?”

Kerry上院議員:大学の寮や友人同士など、部屋から部屋あるいは人から人という通常の範囲を超えた不特定多数相手のいかなるファイル共有も法律違反だと考えます。わたしは著作権を支持しています。著作権の執行を徹底しなければ、市場では大混乱が起きるでしょう。
著作権とは、市場の混沌から秩序を作り出す手段です。著作権がなければ知的あるいは芸術的財産は価値を失い、人々が作品から見返りを得るためのルールを執行できなくなります。知的財産規制に関して、米国は中国などに対して非常に甘い態度をとってきました。わたしはそれらの規制を厳格に強制すべきであると主張しつづけています。一方で、わたしは業界と協力して適切な共有を可能にする技術を作り出そうと努力してきました。しかし問題は、デジタルの世界では、ウェブサイトのボタンをひとつ押すだけで無数の完璧なコピーを送信することができてしまうということです。この問題を解決するには技術的な修正が必要です。しかし適切な妥協案の採用は、単なる経済的な利己主義によって妨げられています……”

わたしはKerry陣営の誰とも話をしたことがない(議員の妻Teresa夫人を除く。わたしがティーンエイジ共和党員団体の議長を務めていたとき、共に選挙運動をしたことがある。当時彼女は故Heinz上院議員と結婚していた)。だから、この問題についてわたしが間違っていると分かればうれしく思う。もっとKerry議員を擁護できるような記録はあるだろうか?

[オリジナルポスト 1月28日午前7時03分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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