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CNET Japan ブログ

ラリー・レッシグに感謝

2003/11/05 07:40
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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これからの一週間、このblogに招待してくれたラリー・レッシグに感謝する。大統領選キャンペーンのサイトでblogを始めてからしばらく経つが、私はとても楽しんでいる。メディア向けの決まり文句や演説ではなく、アイデアそのものをやりとりできるよい機会だ。

インターネットは、過去数十年でもっとも重要な技術的イノベーションだ。私が育った小さな町では、それは経済の牽引役を果たしている。私と妻が始めたafter-school centerでは教育の道具であり、またこのblogやその他無数の同様の場所では、インターネットがわれわれの民主主義を変えつつある。

だが、インターネットの真の可能性を実現させるためには、政府が賢明でなければならない。これは保護者的な干渉や強引な介入を行うべきだという意味ではない。政府には今日のインターネットを成立させた価値観――イノベーション、競争、多様性、そして民主主義を守る必要があるのだ。

これらはブッシュ政権の価値観ではない。現政権は彼らをその地位に据えたインサイダーたちに便宜を図るためのものだ。それがハリバートン社に無入札で契約を獲得させ、石油産業のために大気汚染関連法を骨抜きにし、彼らが任命した連邦通信委員会[FCC]の政策を決定している。FCCはまず数社の巨大メディアグループに多様性と民主主義を犠牲にした合併を許した。そしていま、数千億ドルに相当する周波数帯域に対する権利をまた別の企業グループに無償で供与しようとしている。FCCの政策はインターネットを定義づけてきた自由とオープン性を脅かすものだ。

われわれは大都市から小さな町まで、すべての貧しい子供たちに、私自身の幼い子供たちと同様のインターネットアクセスを保証することを目指さねばならない。当然のごとく、現政権はこれに対しても無策だ。FCC長官はかつて「デジタル格差」を「メルセデス格差」に例えたことがある。まるでインターネットが将来に渡って贅沢品であるかのように(ブッシュ政権は富裕層への減税を通じて本物の「メルセデス格差」をも拡大させていることは言うまでもない)。

課題はインターネットの美点を保全しつつ、同時にケーブル、DSL、ワイアレスを含む高速アクセスを拡大してゆくことだ。このためには創造的思考が必要となるだろう。私は今後いくつかのアイデアについて話すつもりだ。

だが今日は、ただひとつの技術について触れることで結びとしたい。それは「ワイアレス」だ。私はキャンペーンの途上、アイオワの農場からダートマスの教室まで、多くのワイアレス技術を目にしてきた。明日の"Rock the Vote"ディベートでは、ワイアレス技術を使って質問を受けることになっている。現時点では、“Wi-Fi”がモバイル性と、他に選択肢のない場所でも利用できる安価なブロードバンド環境の導入を促進している。だが時代遅れの周波数帯域ライセンス制による制約を廃し、使われていない帯域を共用のために解放することで、FCCにはワイアレスを単に促進する以上のことができるはずだ。同時に、どの企業にも帯域への排他的権利を無償で与えることのないようにしなければならない。われわれは既に私企業への不公正な便宜供与を十分に見てきた。

これはひとつのアイデアに過ぎないが、既にある程度を伝えられたと思う。私はいまアイオワを訪れているが、明日はディベートに出席するためボストンへ向かう。読者諸氏のコメントにすぐに応えることができないときは、私の政策ディレクターRobert Gordonが代わりを務めてくれるだろう。このポストに対する皆のコメントと、これから様々なアイデアについて語りあえることを楽しみにしている。

――John Edwards

[オリジナルポスト 11月3日午前9時00分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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