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反ユダヤか、反ディズニーか

2003/10/22 09:09
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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Gregg Easterbrookは彼のBlogで、Roger Simonの批判によれば反ユダヤ主義的とされる発言をおこなった。またGlenn Reynoldsが指摘したように、 問題の発言は反ディズニー的でもある。結果として、Esterbrookはスポーツニュース局ESPNのコラム執筆者から外された(ESPNはディズニーが所有している)。発言の反ユダヤ性と反ディズニー性どちらが原因なのだろうか。

Easterbrookの最も厳しい批判者を自任するSimonさえ、解雇は過剰反応だと述べている。私も同じ意見だ。もっとも、発言の中身よりはそれがなされた場所が理由だが。もしEasterbrookがフットボールのアナウンサーとして同じようなコメントをしたというのなら、彼を首にしたESPNの判断はよく理解できるし、支持もしよう。だが、blogへのポストと2000万人への放送は別だ。誰もblogでの発言に対してESPNの責任を問おうとはしないだろう。私の知る限り、誰もこれをESPNと結びつけてさえいない。

これはMediaCon――メディア寡占化の結果のひとつだとGlenn Reynoldsは示唆する

Glennの指摘は理に適っている。すくなくとも解雇は行き過ぎだという点を受け入れるなら、ESPNがそこまでの決定をおこなった理由は不明瞭だ。ESPNはこの決定について明確な理由を示すべきだ。

もし解雇の理由が問題の発言への過剰反応であれば、それはEasterbrookに対しては不公正だが、社会にとっては大したことではないだろう。

だがもしオーナーを批判したことが解雇の理由ならば、Easterbrookに対して不公正かどうかはともかく、これは社会に対する侮辱といえる――特に、ますます少数がメディアをコントロールしつつある現在にあっては。反ユダヤ主義がメディア権力の濫用よりも遙かに大きな害をなしてきたことは間違いない。だが、批判者を解雇するのがアメリカのメディアの習慣となれば、いずれ反ユダヤ主義に対する鈍感さよりも遙かに懸念すべきことが起こるだろう。

[オリジナルポスト 10月20日午前7時09分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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