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ソフトウェア特許に抗議するEU

2003/09/02 14:17
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「CODE」「コモンズ」等の著書や「クリエイティブ・コモンズ」などで知られるスタンフォード大学ロースクール教授ローレンス・レッシグ氏のBlogの日本語版。著作権や特許などの知的所有権の問題やオンラインカルチャー関連のトピックスを紹介します。
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EU諸国では、ソフトウェア特許に対する戦いが大詰めを迎えている。これらの(News.com, TheRegister, Slashdot)記事が伝えるように、正しい側の勝利が望めないまま、戦いは加熱する一方だ。

数多くのフリー/オープンソースソフトウェアのサイトが、ソフトウェア特許への抗議を表明するのためにページを閉鎖し始めている。たとえばGimpのサイトのように。このイノベーションの自由への脅威に対して、ヨーロッパの驚くべき人々は実際に通りに出て抗議運動をおこなっている。

 知的所有権の法律に求められるバランスの重要性について無知で居続けることに労力を割いていなければ、WIPOや合衆国政府にもソフトウェア特許の脅威がもっとよく理解できていたはずだ。まあ仕方がない――彼ら規制する側はきっととても忙しいのだ。だからここに、なぜソフトウェア特許が新しいイノベータ(ヨーロッパのあなた方のことだ)に害を与え、過去のイノベータ(アメリカのことだ)を利することになるかについて、もしかしたら最も簡潔で説得力ある説明を紹介しよう。これはゲイツ氏が1991年に書いたものだ。

“今日使われているアイデアを考案した人々が、特許はどう与えられるかを理解していて、もし特許を取得していたとしたら、今頃この産業は完全に行き詰まっていたに違いない。……われわれの採るべき戦略は、取れるだけの特許を取得することだ。……独自の特許を持たない将来の新進企業は先行する巨人たちの決めるどんな対価でも払わざるを得ない。対価は高くなるだろう。すでに確立された企業には将来の競争相手を排除する理由がある”。

Fred Warshofsky,『The Patent Wars』170-71 (NY: Wiley 1994).

フリー/オープンソースソフトウェアのサイト運営者たちは、ゲイツ氏の炯眼に満ちた言葉を掲載できるこの珍しい機会をもっと利用すべきかも知れない。

[オリジナルポスト 8月29日午前7時42分]
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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