米国内だけでの発売なのでピンと来なかったが記事も出てきて概要がつかめてきたので書きたいと思います。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/20/17577.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1219/pda70.htm
↑Kindle自体の紹介はプロの方にお任せするといたしまして
Kindleは何かというと「Amazonの無線通信を内蔵した電子ブックリーダー」
といってしまうと面白くともなんともないのですが
・通信料金の支払の必要はない
・(米国の)主だったベストセラー書籍が9.99ドルですぐ読める
・新聞や雑誌が購読できる
といった特徴をみると、俄然欲しくなります。
ただこれは米国での話で、
Kindleが欲しいかと言われるとこれはもう、「コンテンツ次第」としか言いようがありません。電子ブックリーダである以上、これ以上の答えもこれ以下の答えもないように思います。
ハードウェアとコンテンツがセットなのはiPodとiTunesと同じ。
あとはそのセットである縛りをユーザーは許容するかわりに優良なコンテンツを安価に供給してほしいというのがユーザーの願いではないでしょうか。
前提として日本には既に立派なカラー液晶を備えた携帯電話があります。
しかも小説も読めるし、漫画も読める。ニュースも見れる。
実際私も読んでいます。
通勤途中にちょこっと読むには最適。本屋に買いに行くのが面倒、または買いに行くまでもないと思っている書籍を気軽に読めるのが最大の利点。
携帯電話で見る小説、漫画、ニュース等の最大の難点は品揃えです。
1つのコンテンツサイトにお金を払っても事業者が取り揃えているラインナップはどうしても制限されていて幅広いとはいえません。
その点、本屋に行けば各社の本を横断的に選ぶ事が出来ます。
おそらくこれが最大の欠点ですし、そうそう解決する問題でもありません。
もう1つ携帯電話の欠点は、そもそも電話だから、という欠点です。
画面の広さの制限と、カラー液晶であるが故に紙と違って長時間読んでいると目が痛くなります。専用の電子ブックリーダであればハードウェア面の制限という意味では有利でしょう。
●情報との接点と体系
これとは別の観点で、紙媒体離れがあります。
最近雑誌をあまり読まなくなってきて趣味の領域や仕事でもそうですが体系だった整理された知識を仕入れていない、仕入れにくくなってきていると感じています。
以前であれば例えば趣味である領域に詳しくなりたいと思ったら雑誌を定期的に買ってきて毎月詳しく読むことを続けるといつの間にか「マニア」レベルにまで達しているという記憶があります。でも最近は知りたい程度の情報はネットでちょこっと見てしまって終わり。頭の中に体系立って記憶されないので引き出しも増えにくく散漫な知識になりがちです。
ニュースも同じです。新聞社の価値観に左右されるとはいえ毎日、記事に重みをつけて重要度ごとに段組みして発行している新聞はひとめで「記事の重要度」が分かりますし頭の中にもそのようにインプットされます。1面の大見出しであれば「重大なニュースだったな」と記憶するし3面記事であれば3面記事扱いします。
ネットでは何度も言われていますが情報の取捨選択はそこで押し付けであれ行なっていたわけですがネットニュースとなるとそうはいきません。3面記事も1面トップのように記憶してしまうし話題にもなります。もちろん見向きもされなかったけれども重要なことが話題に上ったり、より速く情報が得られる紙媒体ではありえなかった大きなメリットを享受しているわけですが、体系立っていない情報ばかりでいつかアホになってしまいそうです。
「テラ豚丼問題」も、この問題を含んでいると思います。猛烈に不衛生で気持ち悪いですし吉野家に行きたくなくなったのは事実ですが、バイトの悪ふざけが日本中のトップニュースになっている違和感は拭えません。バイトを擁護する気も食の安全をないがしろにしていいとも思いませんが、「そんな騒ぐ事か?」という方もいらっしゃったのではないでしょうか。
じゃあ紙媒体に戻るか?といわれると、雑誌を毎月購読しますか?といわれると
もはや面倒で億劫で、きっと「足りない情報をなんとしてでも得よう」という情報に対する飢えが薄くなってしまっているようです。
●欲しいコンテンツ
ネットの手軽さで、段組された新聞紙面を読みたいのです。
しかも毎日自動的に。
それなら毎日新聞受けに行く必要も古新聞捨てる必要もなくなります。
雑誌も毎月ちゃんと読みたいのです。自動的に。
Kindleがまだカラーではないので写真は無理でしょうが将来的には実現してほしい。
●Kindleはソレを提供してくれるか
お金を払ってもいいので、毎日新聞”紙面”を届けてくれるかどうか。
各社(または各作家、個人色々あるでしょう)の小説をお金は払ってもいいので、横断的に多数陳列してくれるか。
納得のいく価格で。
携帯電話でのコンテンツ配信を超えられるか否かは、そこにかかっていると思います。
●結論のあとに
さらに1つ付け加えさせていただくと
新聞・雑誌・ネットを支える「広告媒体モデル」に一石を投じる存在になれば、コンテンツの可能性は大きく広がると思われます。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
メンバー限定サービスをご利用いただく場合、このページの上部からログイン、またはCNET_ID登録(無料)をしてください。