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近藤淳也の新ネットコミュニティ論、開始にあたって

2005/07/13 11:20
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kondo

人力検索やダイアリー、アンテナなどユニークなサービスでおなじみの「はてな」。そんなはてなを率いる近藤淳也氏が、ネットのコミュニティやサービスのあり方について独自の視点で切り取ります(このブログの更新は2006年2月9日で終了しました)。
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株式会社はてなの近藤です。「はてな」という一風変わった名前のウェブサイト(http://www.hatena.ne.jp/)を運用しています。
CNETでブログを書きませんかと誘われて、果たして続くだろうか、業務との両立は可能だろうかという不安がありましたが、ひとまず10月まで、という期間限定で書かせて頂くことにしました。

その背景には、たとえ未熟な考えだろうと、世の中に広く出した方が良いことが多いのではないか、と考えるようになったという理由があります。

インターネットは知恵の増殖装置と言えるのではないかと思います。例えば、たまたま読んだ本に面白いことが書いてあって、自分の専門外で頓珍漢な事を考えているかもしれないけれど、正直にその感想をブログに書くと、思わぬところから「その問題はこういう風に考えることもできるのではないか」とか「私の意見はこうです」といった意見が届くことがあり、より一層物事の理解が深まる、ということがブログではよく起こります。

自社サイトのはてなの運営に関しても、「こういう問題が出てきていますが、こんな風に考えています」といった情報を出せば出すほど、多くのユーザーの方々から「その問題の本質はそこではなくて別の部分にあるんだよ」とか、「その方法は一部のユーザーしか満足させられないぞ」といった指摘をたくさん頂きます。中には、はっとするような新鮮な視点が含まれていて、危うく一部のユーザーに不利益を与えるような仕組みを作ってしまうところだった、というような経験もしています。

こういう経験を繰り返していると、インターネットは知恵を預けると利子をつけて返してくれる銀行のようなものだ、という感じがしてきます。多くのインターネットユーザーの行動や知恵が、インターネット上に表現された内容に集まり、様々な角度から幅や深さを広げていく。そういうダイナミックな知的活動の力を活かさない手は無いのではないか、とそういう風に思います。

はてなを始めてこの7月で5年目に入るわけですが、まだまだこれまでの事を振り返っているような余裕はありません。ましてや、自分たちの取り組みを体系的にまとめて誰かに教える、なんて言うレベルには程遠く、目の前にやるべきことが山のように立ちはだかっていると感じています。自分たちがどこへ行こうとしているのか、それすら数ヵ月後のことしかよく見えません。

ただ、そういう日常の中で、少しはてなを離れた視点で自分たちのやっていることを見つめ直し、感じている正直な気持ちを書き綴ることで、もしかしたら自分で考えている以上に色々なものを得られるかも知れない、と感じています。そういう事が起こることを期待しつつ、ぼちぼちと書いていきたいと思います。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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