最終更新時刻:2008年7月25日(金) 20時21分

6

[みんなの回答]多面体は内側から光り輝く、それが「ブログ」

公開日時:
2007/12/19 22:12
著者:
kirifue

何故、何のために、ブログを書いているのか。
文章を書くこと自体は個人的な動機から始まりました。しかし、新聞/雑誌への投稿、HP開設を経て、ブログというメディアにめぐり合ってからは、社会の中での自分というものを常に意識して書くようになりました。

文章を書くことの意味-「娘の命日」に思う

ブログは双方向のメディアであります。よって、自分は世の中の人々に対し、正確で役に立つ面白い情報を発信しなければならないと考え、それに対し、共感や反発といった感情的なコメントなり発展的なご意見なりを頂きたいと願うわけです。ときに自分の力が及ばなかったり、調査不足で内容に正確さを欠くことがありますが、そんな折に頂戴するコメントはたとえ厳しいお叱りの言葉であったとしても、ありがたいものだと思っています。この人間同士のやり取りこそ、ブログの醍醐味ですから。

また、ブロゴスフィア間のつながりも生まれつつあります。CNETブログの「みんなのお題」と、今まさに私が書いている「お題への回答」はそのきっかけになり得るものです。交流によって一つのお題が縦横に広がっていきます。それはイノベーションと言っても過言ではないでしょう。

一歩進んで、「ブログのテーマ」について考察してみたいと思います。

人には個性というものがあり、考え方も生き方もさまざまです。そんな人々がブログを書いているのですから、多種多様なブログができて当たり前です。一人の人間にスポットを当てたときでさえ、仕事/学校や趣味、人とのつきあいや生活といった多様な面を持ち合わせています。言うなれば、人間はいびつな多面体あるいは歪んだ球体として捉えることができるかもしれません。

ある人は、何か興味のあることや得意なことについて、例えば車や映画、モバイルといった一つのカテゴリに焦点を当ててブログを書きます。多面体のその部分だけがライトアップされている状態です。これは見ている側からすると、視点が分散せずノイズも少ないので、とても分かりやすいブログになります。内容の密度はともかくとして、「お気に入り」に登録されやすいのはこういうブログです。自分の興味や関心とブログの内容がほぼ一致するとき、それは「お気に入り」登録する価値を持つブログとなります。

別の人は、一つのカテゴリに絞らず、自分の興味のあること、おもしろいとかイヤだと感じたことをドンドン発信していきます。日本人のブログに多い日記などもそう。ある程度書き手の人柄を知っていて、その人の書くものが好きなら、きっとファンやご贔屓がつくでしょう。そうでなければ単なる通りすがりとなり、「お気に入り」に登録するまでには至りません。多面体の全体像はボンヤリと浮かび上がっているのですが、焦点が定まらないのです。

どんな分野においても、おそらく専門性の高いブログの方が高い評価を受けやすい、それはアルファブロガー・アワード2007CNET Japanブログアワード2007の結果を見ても明らかです。その業界のなかのひとしか知りえないこと、一つの道を究めてその奥義を披露すること、そういうブログを人々は求めています。SEO対策的な観点から捉えると、カテゴライズはより重要になってくるでしょう。

ですが、そんなブログばかりになったらブログ界はもっと素晴らしいものになるのか、と問われれぱ「そんなバカな」と即答します。ブログは個人が書くので、その人なりの個性がなければ魅力的なブログにはなり得ません。もちろん、専門性の高いブログでも個性の光るブログはたくさんあります(前述の受賞した方々のブログはどれも皆素晴らしいです)。しかし、いろんなことに興味が移り変わるブログだって光を放ちます。この場合はライトが反射して光るというよりは、自身が光源となって光り輝くのです。こっちから見ればこんな面、あっちから見ればあんな面、というように見ている側を退屈させません。

ここで言う「テーマ」と、面に相当する「カテゴリ」はちょっと意味が違います。「カテゴリ」はブログを内容ごとに分類したもの、「テーマ」はそういう枠を越えて存在し、そのブログが訴えたい「何か」を指します。それが明確であるなら、カテゴリが分散していても構わないような気がします。例えば、「人とのつながりを大切にし、人をちょっぴり幸せにするブログ」といったテーマ。原動力が「光源」なら、テーマは「色調」といったところです。

実は、私はそういうブログを目指しているのですが、なかなか..

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

このエントリーへのコメント

4

yamagatafusionさん、コメントありがとうございます。
人が亡くなるときには、結構不思議なことが起こるものです。
私の父が危篤になったとき、まだ私は結婚前で、父は入院はしていたものの亡くなるとは医者でさえ全く考えていない状態でした。
にもかかわらず、様態が急変したことさえ知らない夫の夢枕に父が立ち、微笑みながら手を振って静かに去っていったのだそうです。きっと、私をよろしく頼むぞと挨拶をしていったんだろうと、後で皆で話したものです。
奥様の場合は、予兆が良い方向へと働いたのですね。何よりでした。

> ブログを書き始めて4年、基本的には日記帳ですが、良くも悪くも継続し累積することが存在の証になったり、「つながり」にもなっていくものではないでしょうか?(orange neo)

まさに「継続は力なり」ですよね。
飽きっぽい私が、よくここまでブログを続けてこられたものだと思います。
「つながり」が生まれてくると、それが楽しくてやみつきになるのかもしれません。
これからも末永くおつき合いください。

  kirifue on 2008/03/19

3

kirifue さん

「文章を書くことの意味-「娘の命日」に思う」に思うを拝見し深く感動しました。
 不思議なことに妻が倒れる前に、机の上に置いてあった結婚指輪がなくなり、旅先でネックレスも紛失しました。幸い妻は一命を取り留めましたが、後で思うと不思議な前兆だったのかもしれません。
 ブログを書き始めて4年、基本的には日記帳ですが、良くも悪くも継続し累積することが存在の証になったり、「つながり」にもなっていくものではないでしょうか?(orange neo)

  yamagatafusion on 2008/03/18

2

竹内さん、コメントありがとうございます。
いえ、これは私の理想像であって、実現するのはなかなか難しいです。
もっと時間があったなら、一つのカテゴリをじっくり掘り下げてみたいとも思っています(横に広がるだけだったりして)。
結局、ブログの構造的な問題よりも、その場に「つながり」とか「幸せ」を求めているというのが本音なのかもしれません。

  kirifue on 2007/12/19

1

kirifue さん

カテゴリやテーマに代表される表面的なノウハウの提供なのか?

表面的には関係なさそうだけれど、「つながり」とか「幸せ」とかノウハウの裏にある、ものの見方や構造の提供なのか?

そんな感じが伝わってきました。
いずれにしても、深いお考え・・・さすがです。

  竹内義晴 on 2007/12/19

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