去る11月16日に、Apple認定ヘルプデスクスペシャリスト(ACHDS)試験を受けてきました。2005年3月からアップルで開始された、Mac OS Xを基盤としたITプロフェッショナル向けの認定試験の1つです。
アップル技術者認定資格は3種類あります。それぞれアップル技術者認定資格のページで、次のように紹介されています。
とりわけ Apple認定ヘルプデスクスペシャリストは、Macで開発やシステムの保守を行っている方でなくとも十分に取得する価値がある資格です。日常的に自宅や職場でMacに触れているユーザーの方にこそ、受けて頂きたいと思います。
Macはマニュアルを読まなくても何となく使えてしまうので、システムをよく理解しないまま使っている方は多いはず。かくゆう私もそうでした。でも、もしヘルプデスク並の知識が身に付いたとしたら、もっと有意義にMacを使いこなすことができるのでは。以前にも増してMacのことが好きになってしまうかも。そう考えたのでした。
さらに、あなたが熱心なマカー、Mac教、Apple信者、エバンジュリストなら……。
■アップル・トレーニング
(アップル技術者認定資格とトレーニングのサイト)
問題はすべて選択式です。多岐選択の場合も、いくつ選べばよいのか書いてあるので答えを選びやすいです。
| 試験時間 | 2時間 |
|---|---|
| 試験問題 | 74問 |
| 合格基準 | 正答率62%以上 46問以上の正解 |
| 試験内容 | Mac OS X v10.4の基本機能に関する実践的な知識とMac OS Xクライアントシステムの管理の基礎知識 |
| 受験費用 | 11,550円(税込価格) |
| 試験会場 | 全国のアール・プロメトリックのテストセンター |
試験の出題項目については、下記スキルアセスメントガイドに記載されています。
■9L0-401 Mac OS X Support Essentials v10.4試験スキルアセスメントガイド
残念なことに、日本語の試験は「Mac OS v10.4」対応のものしかないので、「v10.5」での受験を望むならおそらく英語で受けることになります。アップルジャパンに「v10.5の試験が始まる予定があるのか」と質問してみましたが、いまだに返事が来ません(これもトップシークレット?)。
後述のトレーニングやテキストも現時点で発売されているものは「v10.4」対応です。また、Mac OS X v10.5が搭載されている実機で実習する場合は、バージョン間の相違に注意が必要です。特に、ネットワーク周りのユーザーインターフェースの変更箇所が目に付きました。
職場で必要だということであれば、アップルトレーニングを受講することをお勧めします。内容に沿って、講義、実習、課題がバランスよく配分されており、効果は絶大です。いかんせん受講料は高く「Mac OS X Support Essentials v10.4コース(3日間)」の受講料は148,000円となります。
基礎知識から学べる初心者向けのコースもあります。「Introduction to Mac OS X v10.4 for Technical Professionalsコース(1日間)」の受講料は19,800円です。どちらのコースを受けるか迷ったときには、事前評価ガイドが参考になります。
単なる趣味だし、そこまではちょっととおっしゃる方は、書籍で自学しましょう。以下の2冊のテキストがあります。私は後者の「アップル認定ヘルプデスクスペシャリストACHDSガイドブック」で勉強しました。これ1冊で、試験対策として必要十分な知識が身に付きます。
「システム管理者のための Mac OS X Support Essentials」ボーンデジタル 8,400円(税込)
「アップル認定ヘルプデスクスペシャリストACHDSガイドブック」技術評論社 3,990円(税込)

合格ラインが62%で、私は84%で合格できました。得点の配分は以下の通りです(やはりネットワークが弱点なのか)。
| セクションタイトル | 問題数 | 正解数 |
|---|---|---|
| インストール | 5 | 5 |
| ユーザアカウント | 7 | 6 |
| ファイルシステム | 7 | 6 |
| パーミッション | 5 | 5 |
| アプリケーション環境 | 4 | 4 |
| コマンドラインとインターフェイス | 8 | 7 |
| ネットワーク設定とトラブルシューティング | 8 | 5 |
| ネットワークサービスへの接続 | 13 | 10 |
| ネットワークサービスの提供 | 7 | 6 |
| 周辺装置 | 2 | 2 |
| プリント | 4 | 4 |
| スタートアップシーケンス | 1 | 0 |
| トラブルシューティング | 3 | 2 |
合格しても申請しないと認定されないので、注意してください。登録したメルアドに認定用の案内メールが届きます。記載されているアドレスのサイトにログインをして、認定証をオーダーします。
私はまだメールが来ていません。サブジェクトが英文だし、もしかして迷惑メールにフィルタリングされたとか(はっ!、アップルジャパンからの返事も、迷惑メールと間違えて削除しちゃったのかも…)。
試験に合格して認定されると、名刺にAppleのロゴマークを入れることができるようになります。私はまだ認定されていませんが、すっごく楽しみにしています。プライベートな名刺を作り直さないと。
下記プロメトリックのサイト上にあるスキルアップコラムの下の方に、名刺の写真が掲載されています。なかなか良いですよ。
初めて「アップル技術者認定試験」や「アップル・トレーニング」を受講する際には、アップルのサイトで「Tech ID」を取得しなければなりません。また、「Tech ID」を取得するためには「Apple ID」が必要となります。具体的な取得方法は下記ページをご覧ください(私がIDを取得したときの混乱ぶりについてはこちら)。
アール・プロメトリックのサイトで受験の予約をします。左側の「試験予約・変更・キャンセル」のリンクをクリックします。プロメトリックで初めて受験される方は[プロメトリックID取得]ボタンをクリックし、指示に従います。「プロメトリックID」があるなら[試験予約・確認・変更・キャンセル]ボタンをクリックして、予約を取ります。
受験料の支払いには、以下の3通りの方法があります。
実は、私は資格を取るのも趣味のうちだったりしますが、その理由はキャリアアップというより、むしろ体系的な知識を身に付けられることが大きいです。ここでいう知識とは「丸暗記」ということではありません。試験前にはしかたなく暗記はしますけど、大方の細かい内容はすぐに忘れてしまいます(揮発性メモリなのか?!)。しかし全くゼロに戻るわけではなく、それはどんな仕組みか、それで何ができるのか、といった骨組みだけはしっかりと残るのです。分からないことはその場で調べればいいので、忘れても問題ありません。それが資格試験の最大のメリットだと思うのですが、いかがでしょう。
さて、これでやっと「Mac使い」の端くれになれたので、次はiPhoneアプリの開発に挑戦したいと目論んでいます。
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