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【受験レポート】OMG認定OCRES Intermediate試験(組込み技術者資格試験)

2007/05/20 17:12
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寺本由美子

本名とタイトルのペンネームが異なっているのはご愛敬(話せば長~い物語あり)。IT系の話題からゲームのレビューまで、自由気ままに発信します。iPadやiPhoneなど、大好きな電脳小物についても熱く語りたいですね。Twitterにも出没中。ブログへのコメントも、@kirifue へどうぞ。
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5月17日、「OMG-Certified Real-time and Embedded Specialist Intermediate試験」を受験した。試験名の頭文字を取って、OCRES Intermediate(オークレス インターメディエイト)と呼ぶ。国際的なソフトウェア標準化コンソーシアムであるOMG(Object Management Group)が認定する、組込み技術者向けの資格試験である。2006年12月13日、世界130ヶ国で同時リリースされたばかりのできたてほやほやの試験だ。

OCRES認定資格にはインターメディエイトとアドバンストの2レベルあり、「OMG-Certified UML Professional Fundamental」の試験合格が、UMLの上位資格と共通の要件となっている。
(UMLファンダメンタルの受験レポートはこちら)。

OCRESアドバンスト UMLアドバンスト
OCRESインターメディエイト UMLインターメディエイト
UMLファンダメンタル

インターメディエイト試験概要

インターメディエイト試験では、組込み型システムソフトウェアの規格であるリアルタイムOSとプログラム・デザインの基本について出題される。詳しくは公式ホームページへ。
下記[結果]に記載した「各セクションのパフォーマンス」のセクションごとの出題数も参考になると思う。ちなみに、2回の試験とも、同じ出題数だった。

結果

実は、4月22日に受けた1回目の試験では2点足らず、かなり悔しい思いをした。今回は、そのリベンジである。2回目の試験の方がやや簡単な気がしたので、当たり外れがあるのかもしれない。自分も多少はレベルアップできたのかどうか..

出題数は90問、合格点は100点満点中44点
筆者の成績は次の通り。
 1回目:42点で不合格
 2回目:54点で合格

各セクションのパフォーマンス:理由は後述するが、CORBA関連の成績が悪い。

セクション 出題数 正解数
Basic RTOS and RT SEConcepts 14 11
OMG MDA Guide 9 9
UML Profile for Schedulability, Performance, and Time 10 5
UML Profile for Quality of Service and Fault Tolerance 9 5
Real-time CORBA, Static Scheduling 16 5
CORBA for Embedded (CORBA/e) 10 6
Lightweight CORBAservices 10 4
Data Distribution Service (DDS) 12 4

勉強方法

まだ日が浅い試験のため、キャンペーンとして2日間の「OCRES試験対策セミナー」付の受験チケットを購入できた。残念ながら、現在、セミナーは有料となっているようだ。東京、大阪、名古屋で開催されている。最新の情報は、イベント・セミナーのページへ。

というわけで、セミナーを受けに土日を潰し、東京まで足を延ばした。講師はUML教育研究所の技術顧問である山本哲也氏。
内容は、1日目は、ソフトウェア工学とMDA(モデル・ドリブン・アーキテクチャ)、スケジューラビリティ・性能・時間のためのUMLプロファイル、サービス品質・フォールトトレランスのためのUMLプロファイル
2日目は、リアルタイムCORBA、静的スケジューリング、組込み用CORBA(CORBA/e)、軽量CORBA、確認テスト。もちろん、内容は変更になる可能性があるので、参考程度に。

主にテキストを元に講義をしてくださったが、肝心のテキストの和訳が進んでおらず、真ん中の部分はすっぽり英語のまま。そのようなページでは、概要を説明してもらっても、書き取るのと内容を確認するので精一杯。頭でしっかり理解するところまで行き着かなかったように思う。タダだったのであまり贅沢は言えないが、有料化した現在でも同じテキストを使用しているのだろうか。ご存知の方は、お教え頂きたい。

また、試験内容と対策セミナーの内容にズレがある。これは英語版のテキストの出来によるものだが、全部理解したとしても、全体の1/3程度しかカバーしていない(同じセミナーの受講者の方も同意見)。この辺りは、副教材を作成するなりして、ぜひとも補ってほしいところだ。山本先生の説明が分かりやすいだけに、「ズレ」の一言で片付けるのはもったいないだろう。

また、試験の1/3ほどを占めているCORBAについては、このテキストやOMGの仕様書だけでは不十分参考書を1冊は用意すべきである。山本先生もそのようにおっしゃっていた。しかし、筆者はそれを守らず、このためCORBAの問題は軒並み点数が低かった。CORBA関連の書籍は、筆者の周りにあるリアル本屋では扱っておらず、Amazonなどのネット上の本屋も発送までの期間が長い傾向にある。どちらで購入するにせよ、早めの発注を。

有料セミナーを受講したくない方は、MDA、リアルタイムOS、CORBAの勉強と、OMGの仕様書の理解で試験を乗り切ることができるかもしれない。試験範囲とOMGの仕様書との対照表はこちら。ただし、すべて英語であり、かなり範囲が広いので、それなりの覚悟が必要だ。セミナーのテキストは、このOMGの仕様書からの抜粋で構成されているようだ(いや、途中で挫折し、仕様書を全部読んでないので断言はできないのだが)。

セミナーでは、ソフトウェア工学やリアルタイムOSの話がおもしろかった。メモリー管理とか排他制御とか、組込み系のシビアなプログラミング技術は、メモリーがずっと高価で少なかった頃(古き良き時代)を思い出させてくれて、ちょっと懐かしかったから。そもそも、筆者は実世界で、組込み系の開発をしていない。基礎がしっかりしていたなら、もっとスムーズに勉強も進むのだろう。

受験申し込み手順

ファンダメンタル試験の受験レポートを参照のこと。
なお、下記バナーのOMGトップページには各種キャンペーン情報が載っており、バウチャーチケットや関連書籍をお得な価格で購入できることがあるので、興味がある方は定期的にチェックしてみるといい。もちろん、メーリングサービスもある。

UML教育研究所
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※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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