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    あえて[Second Life]ではなく、PS3の[PlayStation Home]で実現してほしいこと

    2007-03-10 22:25:56

    プロフィール

    寺本由美子

    本名とタイトルのペンネームが異なっているのはご愛敬(話せば長~い物語あり)。IT系の話題からゲームのレビューまで、自由気ままに発信します。iPadやiPhoneなど、大好きな電脳小物についても熱く語りたいですね。Twitterにも出没中。ブログへのコメントも、@kirifue へどうぞ。
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    Second Lifeではダメなわけ

    「看板」を掲げたい大手の企業から「隙間」を狙う中小企業まで、[Second Life]には実に多くの企業が身を乗り出している。しかしながら、日本での盛り上がりは今ひとつ。この読者ブログでも、角田氏が『second lifeの7つの不人気に対する反論』を書いてらっしゃるが、論点がずれているとの批判が相次ぎ、逆に、アンチSecond Lifeの風潮を盛り上げてしまっている

    かくゆう私も、今だSecond Lifeには魅力を感じず、試してみようという気すら起こらない。その理由は『Second Life“不”人気、7つの理由』で述べられている通り。特に、マシンのスペックが不足しているというのは致命的。Windows Vistaもそうだが、自分の手元にあるマシンで享受できないシステムやサービスが多過ぎる。

    まあ、この点については、いずれ時間が解決するだろう。しかし、多くの人が求めているのは「今使えるサービス」である。マシンのOSは必須のものであるから、やがて否応なしに導入しなければならないときが訪れるが、サービスはチャンスを逃したら最後、次の機会は無いかもしれないのだ。

    話題になっていること、楽しそうなことは、すぐにでも試してみたい。が、「どうやら敷居が高いらしい」と噂に聞いただけで、気持ちが一気に萎えてしまう。数々の苦労を乗り越えてまで使おうとする個人は、それこそ一儲けしたい人か(痛)、レビューアーか(笑)、アーリーアダプター層(爆)だけだろうとさえ思う。いや、やりがいを見出し、楽しめるというなら、それはそれでよいのだが..

    mixiもモバゲータウンも、口コミによって広まったという経緯がある。コミュニティというのは、そういう性質のものだ。いくら企業がこんなサービスがありますと喧伝しても、自分の身の回りで評判が良くなければ、広く受け入れられはしない。上から押しつけられるサービスは、概して、根付きにくい。お金を払ってまで広告を見たり、サービスを利用したり、商品を購入したりするのだから、なおさらだ。

    ただし、内容についてはあくまで他の方の見解を拝見してのことで、自分で使ってもいないのに、むやみに批判するつもりはない。おそらく、越えるべき障壁が高いというだけで、このようなバーチャル空間で実現可能なことは無限に近いと思う。しかし、何もSecond Lifeでそういったことをする必要はないわけで、もっととっつきやすい同様なサービスがあれば、それで事足りるのではないか。

    [PlayStation Home]で実現してほしいこと

    そこで期待されるのが、PS3で利用できる[PlayStation Home]だ。Second Lifeとは違い、面倒なインストールは必要ない。ソフトをダウンロードすれば即使えるようになる。また、ハードとしての性能がそのまま活かされるため、マシンによって動作に違いが出ることがない。

    参加するのは無料。ビジネスを行うこともできるようになるらしい。CNETの記事には次のようにある。

    Homeでどのようなビジネスが可能になるかは不明だが、Harrison氏は、Homeのほかのメンバーの注文に応じるインテリアデザイン事務所の経営などが想像できるという。
    HomeHarrison氏によると、同仮想世界内での商品販売、広告(Homeでは品質の高いリアルな広告が可能)、スポンサー契約などの業者間(BtoB)サービスが財源として考えられるという。


    第一段階は、タダのサービス。これにつきる。使ってみないことには、始まらないからだ。いざ面白いということになれば、人の口から口へと良い評判が伝わっていく。そして利用者が増える。コミュニティの形成だ。

    第二段階は、有料の便利なサービスやエンターティンメント。これは、ニーズがあってこそだが、必ずしもユーザーはケチなわけではなく、面白そうなことや楽しいことにはお金を払ってもいいと考えている。それは、ケータイの有料サービスの利用状況を見れば一目瞭然だ。ただし、課金システム自体が簡単でなければならない。どうやら、Homeにおいては、ソニーに対して代金や利用料金を支払うシステムとなっているようである。この点はケータイと同じなので、利用しやすいと言えるだろう。

    では、ここでは一体何ができるのだろう。ちょっと調べてみた(実際に利用したわけではないので、ニュアンスの異なるものもあるかもしれないが)。ここのサイトに詳しい。

    ・アバターの顔や衣服などのカスタマイズ。
    ・乗り物などのデザイン。
    ・プライベートスペースにおける部屋や家具などのデザイン。
    ・パブリックスペースでの自由行動。
    ・テキスト、オーディオ、あるいはビデオチャットによる会話。
    ・衣料品店でのシャツの試着。
    ・映画館でPS3ネットワークが配信する高品位な映画やTV番組の視聴。
    ・公開/非公開シアターでユーザ作成映像の視聴。
    ・音楽ビデオやファイルの視聴。
    ・マルチプレイヤーゲームのプレイ。
    ・ゲームの成果発表と賞品のディスプレイ。

    ポイントは、さまざまなゲームや動画がクオリティの高い画質で楽しめるところ。Second Lifeのどこが楽しいのか分からない人にとっても、こちらはイメージがつかみやすく、面白そうだと感じさせる造りになっている。

    ただし、Second Life程、自由度は高くないようではある。土地を買って、建物を自由に建設できるわけではないし、パブリックな場所でのデザインには規制があるようだ。もちろん、あのソニーが牛耳っているわけだから、商売にも制限がある。それはバーチャルな世界に進出して、ビジネスの機会を増やしたい企業にとってはネックとなるが、利用する側にとってはそれほど大きな問題ではないかもしれない。むしろ、コンシューマは安全に提供されるシステムやサービスを求めているのだから(ターゲットはゲーマーだけではない!)。現時点ではあまり問題視されていないが、Second Lifeのようなバーチャルな世界では、詐欺などの犯罪が現実世界よりも巧妙に、また、頻繁に発生する可能性があると思う。かといって、締めつけが厳し過ぎないよう、大切に育んでいくことが肝要だ。

    では最後に、私が実現してほしいと思うサービスを挙げたい。提供予定のものもあるかもしれないが、あくまで「希望」ということで。

    ・PS3やPSPのゲームごとのコミュニティスペース。
    ・立ち読みできる書店。
    ・試聴できるCDショップ。
    ・ペットの鑑賞や飼育。
    ・対戦や観戦ができる競技場。
    ・試乗/所有/レンタル車の運転(美しい景観を楽める)。
    ・カーオーディオシステム。

    [PlayStation Home]のテーマは「Game3.0」。ユーザーがコンテンツを作るゲームのことを「Game3.0」と呼ぶのだそうだ。本当の意味での『エコドライブシステム』は、我ながらイケてると思うのだが..

    4月にβテスト開始、秋には正式公開されるもよう。今から、日本語版が楽しみだ(その前にPS3を購入しないと..)。

    ITmedia News 2007/03/07
    Second Life“不”人気、7つの理由

    CNET Japan読者ブログ 2007/03/08
    second lifeの7つの不人気に対する反論

    CNET Japan 2007/03/08
    ソニー、PS3用3D仮想世界「Home」を発表

    CNET Japan 2007/03/08
    フォトレポート:ソニーの新3D仮想世界「Home」--世界のユーザーと交流可能

    GIZMODO 2007/03/08
    「PlayStation Home」は、MiiやXbox 360 Archievement、セカンドライフ、Simsのいいとこどり!

    ※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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