「MSと米ヤフー、「検索分野での提携」で交渉再開か--買収は望み薄の模様」
MicrosoftのYahoo!買収の二回目の交渉は不首尾で終わりましたが、また交渉再開の噂が流されています。そこで、現時点(2008/06/27)の関連ニュースを時系列に並べました(すべてCNET Japanの記事です)。
・2008/01/30:米ヤフー、1000名の人員削減を発表--第4四半期決算は減益
・2008/02/01:マイクロソフト、米ヤフーに総額446億ドルの買収提案
・2008/02/12:ヤフー、MSの買収提案拒否を正式発表
・2008/04/07:マイクロソフト、米ヤフー買収で最後通達--3週間以内の合意を迫る
・2008/04/08:ヤフー、買収を巡るMSの最後通達に拒否回答--「企業価値を過小評価している」
・2008/04/24:ヤフー、グーグルの検索広告試験導入を米司法省に事前報告
・2008/04/27:ヤフーから回答なく期限過ぎる--マイクロソフトの次の一手は
・2008/05/04:マイクロソフト、ヤフー買収を断念
・2008/05/07:ヤフー株価、買収交渉決裂後に急落も、反転上昇へ
・2008/05/19:米ヤフー、株主訴訟で情報公開をしぶる--C・アイカーン氏対策の一環か
・2008/05/22:マイクロソフトCEOのバルマー氏、ヤフーとの交渉に関する姿勢に変化なし
・2008/05/29:ヤフー委任状争奪戦で不気味な沈黙を保つC・アイカーン氏、その狙いは?
・2008/06/04:C・アイカーン氏、ヤフーのヤンCEO退陣を要求--WSJ報道
・2008/06/09:C・アイカーン氏、米ヤフーへの書簡でMSへの売却価格を提案
・2008/06/13:ヤフーとマイクロソフト、またもや交渉決裂
・2008/06/13:米ヤフー、グーグルとの広告提携を発表
Microsoftが、Yahoo!買収を発表したのが2008/02/01でしたが、半年もしないで二転三転しました。
Microsoftが最初の買収を諦めた後ですぐにYahoo!の株価が上昇したときは、「Microsoftも腹芸(買収中止発表で株価を低下させて購入)を見せるとは、なかなかやるな」と思ったものですが、実際はC・アイカーン氏が購入していたのは今回買収劇のひとつの転換期ではないでしょか。ここから、Yahoo!は、Microsoftだけでなく大物株主に対応する必要が出てきました。
現状、Yahoo!はMicrosoftの買収を2度断り、Googleと広告提携を発表しています。
現時点の状況は、Microsoft側からすれ買収に動いた場合の最悪のひとつ手前のシナリオでしょう。この状況ならば、買収発表しなければ良かったと思っていることでしょう。
また、それはYahoo!側にも言えます。Microsoftの2回目の申し出を断った前後から、多くのYahoo!幹部が離脱を始めています。また、C・アイカーン氏の横槍も入り、Yahoo!も1回目の買収を断ったときには見られない迷走を始めているように思えます。
このままでは、買収にならなくてもYahoo!の体力は大きく削がれ検索およびWEB広告の市場としてYahoo!の存在が大きく失う可能性が出てきました。
ここまで来るとYahoo!は買収されたほうがいいのか、それとも最後まで突っぱねるほうが良いのか私にはわかりませんが、Yahoo!の不安定な状況を見ると現状で落ち着くとは到底思えません。ですが、ここまでもめたら最終的に買収できたとしても、しこりが残るでしょう。
もう一度、業界を大きく揺れ動かす発表があるような気がします。それが、誰にとって有利なものになるかわかりませんが。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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