「Google Developer Day 2008 Japan」
2008/6/10に行われたGoogle Developer Dat 2008 Japanに行ってきました。幾つかのセッションを見てきましたので、そのレポートを書いてみます。各セッションの資料は後日公開されると聞いています(動画もかも)。後日その資料を元にするかも知れませんが、それまで見苦しいですが私のデジカメでとったものを掲載します。
「Google Gears から Gears へ」に見てきましたのでレポートを書きます。
Google Gearsが発表されたのは、2007年のGoogle Developer Dayでした。ですが、"Google Gears"は、名前を"Gears"に変更しています。変更理由のニュースリリース等をみていると、オープンソースとして提供するためだと思っていたのですが、今回のセッションで印象が変わりました。Googleが、如何にGearsでブラウザを進化させようとしているかを。
Gearsの開発ビジョンが以下の様にセッション資料が出ていました。
"Make it possible to create web apps as powerfule as desktop apps by unlocking the local machines capabilities."(マシンの能力を最大限い引き出し、デスクトップアプリ並のウェブアプリを実現する)
Google Gearsの最初の公開されたときは、ウェブサービスをオフラインでも実行可能にするのが主目的に見えました。LocalServerやDatabase機能は、オフライン用に活用できます。ですが、Google I/OでMySpaceがGearsのDatabase機能を検索などに使用することで、Gearsの有効利用の方法を発表しています。
Gearsの活用方法はローカルPCのパワーを使用するようにも出来るようですし、今回のセッションのサンプルでGearsMonkyを使ったはてなブックマークインクリメンタル検索のサンプルでは、サーバへのアクセスを減らすためにGearsを活用していました。
私が思っているよりもGearsの有効活用の方法はまだまだありそうです。
いえ、それよりも「今後のGears」に導入される機能を見て驚きました。
Desktop APIは、URLをデスクトップ等にショートカットを作成するAPIです。Desktop Notification APIは、ブラウザからブラウザ以外の方法で、ユーザに通知を出せます。File System Access APIは、ブラウザから複数のファイルを一度にアップロードできるAPIです。Resumable Upload APIは、ファイルのアップロード時に、進捗状況ややり直しが出来るAPIです。Geolocation APIは、ユーザの位置を勝手に取得し通知することが出来るAPIです。これはGPSを搭載した携帯で、周りの店などを検索する場合などに便利になるAPIです(まだ未実装らしいですが...)。
今後導入されるAPIを見ていると、今までブラウザでは到底出来なかった機能ばかりです。このため、Gerasはブラウザを新しい領域に連れて行くように思えます。Gearsの開発体制を変えたため、今後追加される機能は上記のAPIだけではないでしょう。
また、Gearsは今のところ4大ブラウザのうちIEとFirefoxしか対応していませんでしたが、Safariへの対応ももう少しのようですし、Operaも対応を表明しています。Gearsは、ブラウザ間で差がでないプラットフォームにもなれます。
私は、「Google SpredsheetがGoogle Gears対応したので使ってみる」にも書いたのですが、安価なワイヤレスブロードバンド(WiMAXが有望)が普及するとGearsはニッチ領域でしか生息できないと思っていたのですが、今回の発表で考えを180度変えました。
Gearsのお陰で、ブラウザの進化は止まりそうにありません。
■リンク
・Google Developer Day サポーター:Google Developer Day 2008 Japanのレポートを書いている方々。
・Google Developer Day 2008 Japan セッション:各セッションの資料
・Google Developer Day 2008 Japanレポート 「Google Data API」編
・Google Developer Day 2008 Japanレポート 「基調講演」編
・Google Developer Day 2008 Japanレポート 「その他」編
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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