2008年の上半期でもっとも市場の注目を浴びたMicrosoftのYahoo!買収行動は、最終的にはMicrosoftの断念で終わりました。
Yahoo!は買収額が低すぎると判断して買収を拒否しましたが、Microsoftは買収額引き上げや委任状争奪戦(プロキシーファイト)を行わず買収を断念しました。
Microsoftとしては割りあっさりと買収を撤回したようにも見えます。泥沼になるかも知れませんが、買収額引き上げやプロキシーファイトを行ってもよかったのではないかとさえ思います。ですがやけどする前に手を引きました。やはり、敵対的買収は割りに合わないのでしょうか。
最近でも買収自体は少なくありませんが、敵対的買収を行ったのはOrcle以外覚え*1がありません。このため、最近は強行に敵対的買収を行わないようになった気がします。
強い姿勢で買収すると社員離れもあるためでしょうか。今回の買収劇もMicrosoftが一方的な買収提案によって、「ヤフー、グーグルの検索広告試験導入を米司法省に事前報告」のように、Yahoo!はGoogleよりの姿勢を示しました。
北風方針では、買収失敗時の影響も少なくありません。
さて、MicrosoftによるYahoo!買収劇はこれで幕が下りました。最終的には検索と広告市場においては、開幕前と比べても何も変わらない状況です。これが、市場全体にとって良かったのでしょう。
ですが、買収の撤退を決断してもあのMicrosoftがGoogle追撃に向けた意欲を低下させたとはとうてい思えませんし、市場No.1へ向けて次の手を打ってくるでしょう。
今回のことは検索&広告市場の動く最初の一歩だったのではないでしょうか。まだまだ、いくつかの行動がありそうな気がします。
*1:違ったらご指摘ください。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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