IDCとGartnerから、2008年第1四半期の世界のPC出荷台数が発表されました。そこで、Gartnerのデータを元に、世界のPC出荷台数のシェアに関してグラフにしました*1。
■PC出荷台数シェアの四半期単位推移(Q1'05〜Q1'08)
このデータは、GatewayとPackard Bellのデータは、買収が決まってからAcerのデータに反映されていると思われます。このため、それ以前のAcerのデータには、Gateway分は入っていないと思われます。
また、Intel vs AMDと同様に、モーショングラフを作ってみました。横軸がシェアで、縦軸が前年同期比です。
■PC出荷台数シェア&前年同期比の四半期単位推移(Q1'06〜Q1'08)
今回のデータで一番驚かされたのは、いつまでも成長をし続ける様に見えたHPが、とうとうシェアの停滞が始まったことです。DellやLenovoは、はっきりと季節的影響*2により前期よりもシェアが落ちることがありましたが、最近のHPはそのようなことがありませんでした。
これは、HPのシェアの低下の兆しでしょうか?
そういえば、「なぜHPのPC出荷台数が増えているのか考えてみる」で、すばらしい意見をいただきましたが、その中で、Dellの敗因がリアル店舗の無さを指摘されていました。最近のDellは、Wal-Martら小売店との販売契約拡大や、日本でも店頭販売を行うようになっています。
そうなると、リアル店舗をもっていたHPの優位性を失い始めたのかも知れません。確かに、ライバルDellの今期のシェア拡大は、不調を脱した後では最大の伸びを示しました。Gartnerのデータでも、いまいちなアメリカ市場の中でも、HPはかなり不調な結果を出していました。Dellは、その不調なアメリカ市場でさえかなり良い伸びを示しています。
この「PC出荷台数シェア」シリーズは、似たようなグラフをいつも掲載してきました。ですが、昨年末のAcerのGateway(&PackerdBell)の買収を契機に、順位の入れ替えが激しくなってきた感じがします
Dellは、CEO交代がようやく実り始めて、HPを追撃体制が整ったのでしょうか?HPは、何か対策はあるのでしょうか?Acerは、買収で影響で成長の鈍化が始まるのでしょうか?LenovoのxServerブランド出荷の影響は、いつごろ出てくるのでしょうか?
2008年は、PC製造メーカのパワーバランスが崩れる年なのかも知れません。
■リンク
PC出荷台数シェア (Q4'07)
PC出荷台数シェア (Q2'08)
*1:データは、gartoner pc出荷台数の「Q1'08」と「Q1'08グラフ用」のシートを参照してください。今後は、シートを追加していこうかと思っています(あくまでも予定)。
*2:Dellは、第2四半期が強い傾向にあり、Lenovoは、第1四半期に弱い傾向があります。Acerも若干、第1四半期が弱い傾向を示していますが。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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