バルセロナで開催されている世界最大のワイヤレス発表会であるThe Mobile World Congress 2008 Barcelonaの感想を書いてみます。
・Microsoft、Dangerを買収
Microsoftは、Windows Mobileを持っているため、Dangerを買収するとは思いもよりませんでした。買収した理由に関して、「米マイクロソフト、Danger社を買収」に説明がありますが、AppleのiPhoneや、GoogleのAndroidへの対策と考えるのが妥当でしょう。
Dangerの端末は、シャープが製造していますが、日本での展開があったわけではありません。このため、Microsoftの買収で、それを日本に展開することがあれば良いですね。今後の展開を期待します。
・ソニー・エリクソンのXPERIA
ソニー・エリクソンが、初めてWindows Mobileを搭載したXPERIA X1を発表しました。
筐体を見ると、スライド式のキーボード付きのスマートフォンの中では、かなり秀逸な部類だと思います。ですが、日本での発売は今のところ予定していないそうで、残念です。
・Windows Mobile製品
「Windows Mobile製品が並ぶMicrosoftブース」に、Windows Mobileを搭載したスマートフォンの写真があります。
多くのユニークな製品があります。私は、G710とTreo 500vなら購入しても良いかなと思いますが、このうち何機種が、日本に上陸するでしょうか。
・HTC Shift
HTCは、HSDPA方式の通信モジュールを内蔵した、HTC Shiftを発表しました。
最近のノートPCは、通信モジュールを搭載した製品が少しずつ増えてきましたが、HTC Shiftの様に、最初から通信モジュール搭載を意識した製品がこれからも増えてくるのではないでしょうか。
ただし、HTC Shiftは、IntelのA110を搭載して、Silerthorneではありません。すぐに後継機種がでるのでしょうか。
それでも、私は、WiMAXが、十分に安価に普及するまでは、ノートPCに3GのSIMがデフォルトで搭載されても、良いのではないかと思ってはいるのですが。
・NVIDIA、Windows Mobile向けプロセッサ「APX 2005」発表
NVIDIAは、以前から、携帯向けプロセッサを販売していましたが、今回は、さらに高性能なAPX 2005を発表しています。
APX 2005は、720p(1280x720)の動画の再生をサポートしていますが携帯のディスプレイには、オーバースペックです。
ですが、外部出力のHDMI等もサポートしているため、どこでも持って行けるエンターテイメント端末までを考慮に入れているでしょう。APX 2005の様な高性能なチップを搭載する携帯電話は、もう、携帯電話と言う範疇には入らないでしょうね。
同チップを搭載する製品は、しばらくすると出荷されると思いますが、この機能を十分に発揮する製品は、環境とソフトが準備されるまで時間がかかるのではないでしょうか。それでも、このようなスペックを持つことがデフォルトになる時代が、遠からずやってくるような気もしています。
・Nokiaの戦略
「「新サービス、新端末の投入で、インターネットを再定義する」――NokiaのカラスブオCEO」
AppleのiPhoneとGoogleのAndroidの登場で、携帯電話市場は、変革の時代の到来を予感されます。
今までの携帯市場は、家電メーカや携帯電話オンリーメーカの争いでしたが、AppleとGoogle等の場違いなメーカの参入し、混沌としてきました。ですが、その場違いなメーカは、非常に強力な背景を持っているため、既存メーカにはないユニークな戦略をとることができます。
iPhoneでは、Appleが最も得意とするすばらしいインタフェイスを実現しました。Androidは、製品がまだ出てこないため、よくわかりませんが、Googleが得意とするサーバサイドのサービスと積極的にサポートしたものにはなるでしょう。
このため、既存の携帯電話プレイヤー達は、「携帯電話端末だけ売ります」と言えなくなりました。
Nokiaは、この様な状況で、携帯電話メーカの立場から、インターネットへの対応をすることを発表しました。
既に携帯電話は、電話することだけが、メインの機能でありません。Nokiaが発表した戦略は正しいでしょうし、ハードとインターネットサービスをもっと密接に融合させてこそ、生き残る事が可能でしょう。
さて、携帯電話の巨人であるNokiaは、どこまで、新規参入者相手に、闘うことが出来るでしょうか。いや、もしかすると、将来のNokiaは、携帯電話メーカでなくなっているかも知れませんが。
・動作するAndroid
「実働するAndroid端末に人が集まるTIブース」にあるように、Androidの端末が公開されたようです。また、Androidの新しいSDKも公開されました。
実際の製品は、まだまだ出荷されないようですし、機能的にももっと追加されそうです。早く、実際の製品を見てみたいものですね。
・まとめ
The Mobile World Congress 2008 Barcelonaで多くの携帯電話が発表されました。ワールドワイドで販売している/予定されている携帯電話の種類が多いことは、いつも驚かされますが、この中のどれだけの製品が、日本で発売されるでしょうか。
このため、日本は、携帯大国なのか、携帯鎖国なのかと問われれば、私は、どうしても後者のイメージを強く感じられます。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
ネットワーク型産業構造への衣替え?
iPhonista Nightの事後報告
iPhone2.2では、絵文字に対応?
すでに土砂降りのIT業界
長時間マウスを使うから(マウス選び)
CMSでのSEO対策効果を実験している
平成 14 年の、医療体制に関する意見募集を偶然発見
割賦販売制度の副産物
XPへのダウングレード権がさらに延長みんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。
広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから
ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用)
今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細はこちらから
これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。
CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。
[レビュー]2011年画質を備えた高画質、多機能Blu-ray--ソニー「BDZ-X95」
今週の新製品総チェック:よりモバイルPCとして進化した「Let's note」が登場
今週の新製品総チェック:フルサイズCMOS搭載のキヤノン「EOS 5D Mark II」が登場
今週の新製品総チェック:第4世代iPod nano登場、ソニー「α」、松下「LUMIX」に新機種も