2007年を振り返ると言うことで、後編です。前編は、2007年を振り返る(前)を。
私は、Facebook、Myspace、Linkedin等の有名どころのオープンSNSを使用していません。このため、Facebookのすごさも、ニュース記事のみで把握しています。
それでも、Microsoftが、1.6%にあたる株式を2億4000万ドルで取得した記事は、非常に驚異的でした。特に、Googleを相手に競って、取得したのですから、金額以上に高評価されるべきでしょう。
また、私は、時価総額(150億ドル)よりも、たった1.6%しか売却しなかったところが気になります。よほど、高く売りつけられたような気がしましたし、第二ラウンドもあるのかも知れません。
但し、その後、新しい広告システムであるBeaconに関して、もめているようなので、果たして今後も、Facebookは、高評価を維持できるのでしょうか。
それと、Googleが進めているOpenSocialの発表を聞いた時に、Facebook包囲網かと思ったものですが、Facebookもプラットフォームを他のSNSに公開したため、両社の争いも目を離せません。
SunはUltraSPARC T2を発表したのですが、その性能を聞いたときは、驚きました。SPECで公開されているSPECint_rate_base2006/SPECfp_rate_base2006の両方において、1CPU構成では、最速CPUと言われていた4.7GHzのPOWER6よりも高速です。
UltraSAPRC T2が出るまで、私は、Sunが、SPARCチップを開発し続けるのは、リソースの分散だと思っていました。このため、Solarisを、POWERやItaniumに載せた方がより、リソースを集中でき、収益が向上できるのではないかとも考えていました。
ですが、UltraSPARC T2の性能を見て、考えを変えることにしました。ファブレスですが、Sunは、CPUサプライヤーとしても十分に魅力あるメーカです。UltraSPARC T2の外販を行うようなので、そのうちSPARC自体のシェアが伸びてくるかも知れません。
■3.Google、携帯プラットフォームのAndroid発表
Googleの携帯の噂は、以前からありましたが、プラットフォームの提供とは思いもよりませんでした。携帯鎖国ニッポンのことですから、日本では、Androidが、いつ頃でるのか予想出来ませんが、それでも、非常に興味深い製品になりそうで、期待しています。
しかし、Googleが、携帯のプラットフォームまで手を広げるとは予想できませんでした。いえAndroidだけが異質ではありません。無線周波数帯オークション参加や、クリーンエネルギーへの参入など、とてもWEB検索からスタートした会社の業務拡張とは思えません。
将来的にGoogleが取り扱わないカテゴリは、何が残るのでしょうか?
Googleの様なWEBを主戦場として企業は、オフラインへの対応は、それほど行われていませんでした。無線LANの普及や携帯の高速化などもあり、オンラインの状態が多くなっているように気がします。
ですが、やはり保険としてオフラインでの作業もできるとよりいいはずです。Googleは、オフラインへの対応として、Google Gearsを提供しました。
まだ、対応サービスが、少ないため、Google Gearsが正しく評価されていませんが、私は、対応サービスが増えることで、一般的な作業は、全てブラウザ&Google Gearsで行う時代が来るのではないかと思っています。
そう言う意味で、Googleが今年多くのサービスや買収ニュース等の中で、Google Gearsが際立って印象深い発表でした。
■1.Sun、ライバルと手を結ぶ
Sun(もしくはCEOのSchwartz氏)は、ライバルと言う単語の意味を「同じパイを奪い合う憎々しい相手」ではなく、「手を取り合って仲良くできる相手」だと認識しているのでしょうか。
今年になってIntelのCPUを採用し、IBMとDellにSolarisを提供し、Microsoftとの提携を強化し、UltraSPARC T2の設計をGPLとして提供しました。CEOが交代してから、非常に活発にライバルと手を結んでいます。
サーバ市場の直接なライバルであるIBMやDellにSolarisを提供するのは、敵に塩を送っているようなものかもしれませんが、ユーザからすれば、選択肢が増え、メリットしかありません。顧客志向な判断と言えばそれまでですが、Sunは、この提携で少なく無い販売機会を失うことになるでしょう。
ですが、長期的な目で見れば、この提携は、Solarisのエコシステムの拡張に寄与してくれるでしょうし、そうなれば、Sunの製品を購入するケースも増え収益向上する可能性もあります。また、Linuxのシェア拡大を抑える役割も果たすでしょう。そう考えると、IBMとDellにSolaris提供もうなずける判断です。
■まとめ
上記に取り上げなかったニュースもあります。例えば、Vista発売、OpenSocial、POWER6があげませんでした。10個(物によってはまとめられたけど)のみにしましたが、なかなか選ぶのも難しかったです。
それだけ、良いニュースが多かったともいます(どちらかと言えば、本ブログは、ネガティブな記事を取り上げませんしね。ただし、AMDのクアッドコアに関してはネガティブでしたね。)。
2008年も2007年以上に良いニュースがあると良いですね。年明けにでも昨年同様、2008年の予想をしたいと思っています。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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