「インテル、45nmチップ「Penryn」をいよいよ発表へ」
Intelは、他社に先駆けて45nmプロセスのCPUを発表しました。
45nmプロセスのPenryn世代の性能に関しては、Core 2 Extreme QX9650に関しては、既に各ニュースサイトに、ベンチマークが公開されています*1。また、Xeon 5400シリーズのSPEC等は、「Xeon 54xxシリーズの性能」で比率で比較しましたが、Intelのサイトにデータが公開されていましたので、再度比較を行ってみます。
■SPECint_rate_base2006
| CPU | 周波数 (GHz) |
CPU 数 |
SPECint_ rate_ base2006 |
|---|---|---|---|
| Xeon X5365 | 3.00 | 2 | 99 |
| Xeon X5460 | 3.16 | 2 | 113 |
| Opteron 2360SE | 2.50 | 2 | 88 |
| POWER6 | 4.70 | 2 | 106 |
| UltraSPARC T2 | 1.41 | 1 | 73 |
■SPECfp_rate_base2006
| CPU | 周波数 (GHz) |
CPU 数 |
SPECint_ rate_ base2006 |
|---|---|---|---|
| Xeon X5365 | 3.00 | 2 | 63 |
| Xeon X5472 | 3.00 | 2 | 78 |
| Opteron 2360SE | 2.50 | 2 | 81 |
| POWER6 | 4.70 | 2 | 102 |
| UltraSPARC T2 | 1.41 | 1 | 58 |
intとfpで、公開しているCPU(X5460/X5472)が違うところは、小一時間問い詰めたいところですが、周波数の違いが小さいため、大体は、似たような結果が出るでしょう。
SPECint_rate_base2006は、2wayでは、あの最速CPUとも言われているPOWER6をしのぐ値を出していますし、SPECfp_rate_base2006は、今まで苦手だったにも関わらず、Radix 16のお陰か、克服しています。Xeon は、一段と速くなりました。
ですが、ラインナップに一つだけ疑問があります。それは、最高周波数のXeon X55482(3.20GHz)が公開されていますが、消費電力が、Core MA系のXeonでは、考えられない150Wにもなっています。
なぜ、このような、無理な製品をラインナップに追加したのでしょうか。
いくつか推測されますが、やはりクアッドコアOpteorn対応が最も可能性が高い理由でしょう。65nmのクアッドコアOpteornは、それほど周波数が上がらないようですが、2008年中旬にでる45nmのShanghaiは、L3増量とシュリンクによる周波数向上の可能性があるため、ある程度Xeon 54xxに迫れる可能性があります。
また、IntelのXeon DP系の次のリフレッシュは、2008年末のNehalem系のGainestownです。この間、Intelは、Xeon DPに性能的に向上させる製品は、今のところありません*2。
このため、最高性能において、追いつかれないように、前もって3.20GHzのXeon X5482をラインナップに追加したのでしょうか。それでも、消費電力辺りの性能を評価される御時世です。無理をしすぎのようにも思えます。
また、Core MAは、65nmのMerom世代から、45nmのPenryn世代で、最高周波数が、今のところ0.2GHzしか伸びませんでした。
これは、ゴードン・ムーア氏をして「この40年間の半導体業界における最大の進歩」と言わしめるほどのハフニウムベースのHigh-kメタルゲートを用いても、消費電力を抑えることは難しくなっているようです。CPU開発も、難しい時代ですね。
それでも、45nmのプロセスの導入の早さは、さすがは、半導体メーカNo.1であるIntelです。Intelのライバル達は、この巨人についていくのは大変ですね。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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