[年末特集:2006]インテル製マイクロプロセッサ35年の歩みを振り返る
年末企画の記事である「インテル製マイクロプロセッサ35年の歩みを振り返る」を見ていると、昔の事(*1)を思い出しました。最初に購入したPCは、80286を搭載したエプソンの98互換機でしたし、個人的には、Pentium 4を搭載PCを購入する機会がありませんでした。
そんな個人的な感想以外に、CPUのダイ写真を見ていて過去のある記事を思い出しました。
それは、「AMD Opteronのダイを眺めてみれば」です。
私は、半導体関係の業務に就いたことが無いため、Massa POP Izumida氏が書かれた内容を正確に把握する術がありませんが、著者は、2003年8月の時点でK8のデュアルコアの可能性(Athlon 64 X2等のこと)を指摘しています。
ついでにAMDは、K8を発表時に、デュアルコア化を視野に入れて開発した事を明言しています(*2)。最初のOpteronは、当然シングルコアで2003年4月に発売されました。デュアルコアの正式アナウンスは、2004年4月の「AMD & Microsoft Software Developer Conference」で行われ、発売は、2005年4月でした。
Massa POP Izumida氏の指摘であるOpteronのダイが、「つらがきれい」なのは、ある意味IntelのCPUのダイの写真を見ているとつくづく思い知らされます。IntelのNetBurstのダイは素人目に見ても複雑に見えます。
Intelは、最初のデュアルコアや、クアッドコアに関して、AMDとの後先競争に勝つためもあったと思えますが、モノシリックではなくマルチチップ構成を選択しています。この選択をせざるを得なかった辺りが、もしかすると「つらがきれい」に関係しているような気がします(*3)。
代わってAMDのK8は、後継のK8Lでネイティブクアッドコアに、最終的には、8コアまで到達できそうです。K8の寿命は、予定通りなのか、それとも予定以上に延命できた(延命させられた?)かはわかりませんが、つらがきれいだからここまでコア数を向上できたのでしょう。
将来においては、Intelは、CPUのマイクロアーキテクチャを2年毎に更改する事をアナウンスしています。
方やAMDは、今のところK8L以降のCPUコア(*4)の変革をアナウンスしていません。これは、CPUコアは、今後小幅な変革程度で十分で、他の箇所(GPUコア?)に尽力を注ぐのでしょうか。
両社の選択の相違は、開発リソースの違いと言えば、それまでですが、ビジョンの違いもあるような気がします。
さて、両社のCPUは、今後どのように変革していくと見ものです。
*1:さすがに私は、4004を積んでいる製品を見たことはありませんし、80286以降からでないと使用したことがありません。
*2:このあたりは、「後藤弘茂のWeekly海外ニュース」を参考にしています。
*3:当初から予定をしていなかったこともあるでしょう。
*4:GPU部分などを除いて。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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