アマゾンのユーティリティコンピューティング事業参入-- CEOベゾス氏が狙う今後とは
Amazonは、オンライン小売サイトやAmazon Web Servicesとは関連が薄い時間単位のサーバレンタルであるAmazon Elastic Compute Cloudを行っていますが、それは時代に適っていると思っています。
データ、CPUパワー、アプリケーション、ストレイジは、全てあちら側に置く時代(*1)だと思います。自社内でそれらを準備するよりも、あちら側にあるサービスを使用するほうが、より充実し、より手軽で、より低コストです(*2)。
Googleが持っている検索に用いる情報や、Amazonが持っている顧客の動向データを、一般的な個人で持つことは、不可能です。それほど、あちら側にあるサーバのパワーとストレイジは、桁違いです。
SunのCEOであるJonathan Schwartz氏は、Oracle OpenWorldカンファレンスにて、以下の様に述べています。
「われわれは、ITを競合他社と闘うための武器としている顧客に注力していく。こういった顧客は投資額を増加させており、その額は2?3年前に比べて2倍、3倍、4倍にもなる」
上記に該当するような大規模なWEBサービスを行っている企業は、より多くのIT投資をし続けているを示唆しています。当然、大量購入によるディスカウントはあるでしょうから、高額なITコスト払う企業ほど、割安に仕入れられていることでしょう。
さらに、最近のサーバのCPUは、仮想化の導入により、よりCPUパワーを使い切りやすくなってきています。これは、大規模なサーバほど有効で、多額なITコストを払うことができる企業ほど、よりCPUパワーを使えることになります。
これにより、より大きなものが、より大きくなる時代で、大規模の会社ほど単位当たりのCPUコストが低くなります。突き詰めていけば、大規模な企業の余っているリソースを、小規模な会社や個人に、レンタルしても商売が成り立つ可能性はあります。
また、私は、坂本多聞さんが書かれた「SaaSの本質が見えてきた!Google Appsが自家用車型情報システムを時代遅れにする」の考えが、Amazonのユーティリティコンピューティング型サービスにも当てはまるのではないかと思っています(*3)。
このため、正しいコスト意識がある企業が、Amazon Elastic Compute CloudやAmazon Simple Storage Serviceを活用し、Amazonのユーティリティコンピューティング型サービスのエコシステムが形勢されていくのではないかと思っています。
と、なるとGoogleやMicrosoftは、Amazonの行動に対してどのような対策を打つのか、気になるところです。
*1:契約上の問題や特殊な利用を行っている場合に関しては、当てはまりません。
*2:CPUパワーが使いきれていないサーバを見るといつも、コストを無駄に消費していると痛感します。ついでに、Netburst系Xeonサーバの大音量のファンを聞くたびに、自然破壊しているなぁと心が痛みます。
*3:私も同様な時期にGoogle Appsに関してエントリの下書きを書いていたのですが、坂本多聞さんが書かれた内容があまりにもすばらしくて、自分が書いているものが恥ずかしくなり没にしました。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
コンテンツ市場14兆円の中身と行方
原宿で野宿を含む15時間 - iPhone行列完全ドキュメント
【再放送】最も弱いのは,購買力
作業所(地域の施設)等でのSNS
もしも明日解雇されるならば、私は機密を持ち出す---回答者の88%・・・らしい
サリドマイド製剤製造販売承認に向けて(意見募集)
Google ストリートビュー、約7割がプライバシー侵害に不安感
“時間軸”は次のキラーコンセプトになるか? 「タイムライン」サービスを考える
CNET Japan ブログネットワークの自分のブログのアクセス数一覧をGreasemonkeyで取得してみる
「Parallels Server 3.0 for Mac Build 2173.135959」リリースみんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。
広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから
ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用)
今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細はこちらから
これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。
CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。
[レビュー]高い信頼性を普通に使う地球に優しい電源ユニット--Antec EarthWattsシリーズ EA-650
今週の新製品総チェック:ノート、デスクトップ、UMPCまでPC秋モデルが続々
今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルが
多聞さんへ
コメントありがとうございます。
>SaaSとかASP 2.0とかで既存システムと連携しやすい外部アプリ機能として広がるんではないかと見ています。
なるほど、確かに、ご意見の通りかも知れませんね。
今後も、よろしくお願いいたします。