最終更新時刻:2008年10月10日(金) 23時50分

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Office 2.0の成否

公開日時:
2006/10/30 22:12
著者:
櫻吉 清(さくらきち きよし)

「Microsoft Office」に挑む--Office 2.0サービスが狙う企業への普及

Web 2.0が普及してから、何にでも2.0をつける風潮になりましたが、Office 2.0は定着するのでしょうか?

Office 2.0の定義ですが、「ホスティング型オフィス・アプリケーション」が、最も採用されているようです。また、Rules for Office 2.0が提示されていますが、必ずしもこれに合致している必要はないようです。

さてOffice 2.0は、Office 1.0とも呼べるMicrosoftのOffice等にどこまで対抗できるのでしょうか?

Office 2.0の代表的なGoogle Docs & Spreadsheets等は、ある程度の作業は、できるようになりましたが、Microsoft Officeをリプレイスできるほど完成度は、今のところ見受けられません。現在のブラウザ上では、速度と動作にある種の限界がありそう感じがします。

ですが、Office 2.0は、Office 1.0に対して幾つかの大きなメリットがあると思います。

  • インターネットさえあれば、プラットフォーム非依存で動作可能(ブラウザさえサポートされていれば、インストールされている必要性もありませんし、そのうちスマートフォンで使える時代が来るかも知れません)
  • 共同作業が容易(と言っても、MS Officeでも可能ですけどね)
  • メンテナンスフリー(だからと言って必ずしも安全であることを保障するものではありません。セキュリティホールがある可能性はあります。ですがユーザにセキュリティホールを埋めさせる作業をさせない分、安全度が高いと考えられます。)
  • マッシュアップが可能(と言っても、Office系のWEBページでマッシュアップが機能しているところは知りませんが...)

等が考えられていますが、Office 2.0が、Office 1.0をどこまで駆逐できるかは、現段階では、未知数でしょう。得意分野毎に住み分けるかも知れません。

但し、Office 2.0 Confrenceに参加しているメーカが多様であること(*1)を考えると、Office 2.0の勢いは、低く評価すべきではありませんし、メーカ同士の垣根を無くしデータの相互乗り入れ(*2)できれば、Office 1.0よりも充実した環境が整う可能性があります。

さて、Office 2.0が、既存のプレイヤー(Microsoft)に、どこまでプレッシャーを与えることができるか、今後の経過を見守りたいと思います。

最後に少しだけ疑問なのですが、ブラウザは、最近急激に進化を遂げていますが、Office 2.0の様なアプリを実現するには、限界が来ているような気がしてなりません。このため、Adobeが、Apolloを選択したのは、悪くない判断ではないかと考えています(*3)。

 

 

 

*1:私には知らないメーカばかりです。「ワークスタイル・メモ」さんのところで解説されています。そちらの方を参照することをお勧めします。

*2:Office 2.0 Conferenceが開催された目的の一つ。ホスティング型オフィス・アプリケーションにおいて相互運用性を確保して、マッシュアップを実現するための技術規格(Simple Ajax Mashups)。

*3:ですが、普及率等を考えると、ブラウザと新しいプラットフォームでは、どちらが正しいのか、悩ましいところです。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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