AMD、ATIの買収手続きを完了--CPUとGPUを統合したプロセッサの提供を目指す
AMDによるATI買収の衝撃的なニュースから、早3ヶ月が経ち、ようやく買収が完了しました。それに伴い、CPUにGPUを内蔵する「Fusion」に関して発表がありました。
Fusionは、2008年の末から、2009年の最初にかけて、シリコンレベルでCPUとGPUを統合すると明言していますが、Fusionの概要に関して、明確にアナウンスがされていません。そこで、勝手にFusionを予想してみます(外れても笑って済ませてくださいね)。
構成は...
CPUの開発には、4年かかると言われています。今(2006年末)から新しいCPU(GPU内蔵)を開発していては、とても、2008年末に間に合いません。それがいくらAMDのモジュール毎の設計を行っていても無理があるでしょう(但しモジュール毎の設計のお陰で、GPUを取り組むのはIntelよりも短期間に終わる可能性はあります)。
CPUにGPUを統合した完全なCPUは、2010年頃まで出ないのではないかと思っています。
このため、短期間にFusionを作成するためには、IntelがPentium D 9xxや最初のクアッドコアに採用したマルチチップ方式になる可能性が高いと思っています。これならば、GPUのバスをCoherent HyperTransportに変更するだけで、CPUに接続できます。
プロセスルールは...
AMDは、2006年末に、65nmに移行します。次の45nmは、2年後の2008年の末に到達していてもおかしくはありません。IBMとの協力開発のため、45nmの移行は、65nmよりも早くできると言われています。
このため、Fusionの製造プロセスルールは、45nmになるでしょう。
CPU部分は...
AMDの65nmのクアッドコア(Barcelona)のダイ面積は、300平方mm前後の大きさになると言われています。
それを前提にすると、45nmにシュリンクしたクアッドコアは、150平方mm程度です。それのコア数を半分にした、デュアルコアは、75平方mm程度になると思われます(本当は、もう少し大きくなるでしょうが、概算なので、この程度で)。
デュアルコアの半分のコア数になるシングルコアは、あまりにも小さくなりすぎるため、45nmでは生産されることは無いと考えています(デュアルコアの片方をdisableした製品を出荷する可能性はなくも無いと思われますが...)。
GPU部分は...
次にGPUのダイサイズですが、次世代ATIのGPU(R600)は、まだ正式なアナウンスがないためダイサイズなどを予測できません。そこで、一般的な話にします。
GPUは、200平方mmを超えるハイエンド、150平方mm未満のミドルレンジ、100平方mmを未満のローエンドの3種類が作成されます(時代によって、必ずしもそうでもありませんし、ハイエンドは、300平方mmまで巨大なものもありました)。
このダイサイズを目安にします。
ダイサイズは...
Fusionのダイサイズは、どれくらいになるでしょうか?
ハイパフォーマンスCPUのダイサイズは、200平方mm前後が限界と言われています。
ですが、Intelが、モノシリック(1つのチップ構成)よりも、マルチチップ構成の方が歩留まりが良いと明言しています。このため、Intelの最初のクアッドコアは、マルチチップ構成で、合計ダイサイズは、280平方mmと非常に巨大ですが、それで精算が合うそうです。
このことを考えると、マルチチップ構成のハイパフォーマンスのCPUのダイサイズの限界は、300平方mm前後まで押し上げられると考えられます。
予想...
上記を踏まえて、CPUとGPUの合計したダイサイズが、300平方mm程度に抑えるには、クアッドコアCPU+ミドルレンジGPUか、デュアルコアCPU+ハイエンドGPUの組み合わせが考えられます。
後者は、GPUのパワーを使い切れない可能性があるため、出すならば、前者の組み合わせでしょうか。GPUは、PCI-ExpressやHTXで追加はできますしね。
2年後のことですから、本当のところどうなるか、まったくわかりませんが、Fusionが、わくわくさせられる製品なると良いですね。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
iPhonista Nightの事後報告
コンテンツ市場14兆円の中身と行方
iPhoneのとんでもない未来
(エンジニアにとっての)モテ論(2)/Mozillaの陰謀(説)
除名せよ!福田康夫
1年も持ちこたえたのは本当に「ご立派」としかいいようのない福田総理
イーモバに冷たい各社
まず10年間は泥のように働け3
「VirtualBox 2.0」、Mac OS X版におけるインターフェイスの改善 etc...
我が家のD4もようやく機能強化に旅立ちますみんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
サーバ仮想化・グリーン化の利点を最大化!CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。
広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから
ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用)
今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細はこちらから
これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。
CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。
今週の新製品総チェック:ノート、デスクトップ、UMPCまでPC秋モデルが続々
今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルが
なっくんさん
コメントありがとうございます。
そうですね、そんな時代が早く来ると良いですよね。
今後もよろしくお願いします。