Appleの仮想化関係は、MicrosoftのVirtual PCの開発中止がありましたが、ParallelsのDirectXの対応や、VMWareの出荷予定があり、Appleが自前で仮想化ソフトを準備せずとも周辺は、非常ににぎやかな状況です。
ですが、ここで気になるのが2点あります。それは、Xenとハイパーバイザーへの対応です(ハイパーバイザーの説明に関しては、http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060719/243740/あたりが分かりやすいような気がします)。
Microsoftは、自社のハイパーバイザー(Windows Hypervisor)の開発遅れ(?)とプラットフォームの互換のためから、Xenと提携を結ぶことを選択しました(これは、正しい選択だと思われます)。Novellは、SUSE LINUX Enterprise Server 10で既にXenを盛り込み、Red Hatは、RHEL 5でXenの対応することになっています。Sunも、将来は、Xenに一本化する予定でいます。
この様に、主なOSメーカは、Xenの対応が行われています。ですが、Appleからは、Xenへの取り組みやハイパーバイザーに関してのアナウンスが今のところありません。これは、どうしてでしょうか?
Appleは、AppleストアでParallels Desktopを販売しているように仮想化の必要性を感じいるはずです。また、仮想化をもっとも必要としているサーバ系ハード(Xserve)も発売し、Xenは、オープンソースで、FreeBSDもサポートしています。さらに、IntelのCPU(Xeon 5100シリーズやCore Duo)は、既にハード的に仮想化を盛り込まれています。この様に考えるとAppleとXenが、手を取り合うのも不思議な光景でないはずです。
Microsoftは、ハード的にLinuxが動作するPCとWindowsが動作するPCに違いがないため、ハイパーバイザーの争いをXenと行わなくてはなりません。ですが、Mac OS Xは、Appleのハードにくくりつけのため、Macの筐体の上で動くOSのライバルが存在していません。ハイパーバイザーの導入により、ゲストOSの速度が上がるようですが、Appleとしては、自前のOS以外の速度を向上させる必要性を見出せないのかも知れません(Boot Campや仮想化ソフトは、Macの呼び水でしかない)。このため、AppleのXenやハイパーバイザーへの取り組みが、他のOSメーカよりも温度差が出ているのでしょうか。
さて、Appleの仮想化の取り組みは、今後どのようになるのか興味が尽きません。
(そういえば、Intel Macで、Boot Campを使用してLinuxインストール後に、Xenをインストールできるのでしょうか?当然できそうですね)
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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「ちょっと疑問を感じた人」さん
コメントありがとうございます。
確かに現在のAppleは、Boot Camp(これがliloやglabにあたると思っています)の提供しか行っていませんが、Leopardで仮想化技術が盛り込まれるのではないかと噂されていました。
WWDC 2006では、仮想化技術のアナウンスはありませんでしたが、だからと言って、Leopardに仮想化技術の盛り込みが行われないと断言も出来ないと思います(将来も含めて)。
今回のエントリは、アナウンスされなかったAppleの仮想化と仮想化の主流になるといわれているXen(+ハイパーバイザー)が、今後、どのように取り組んでいくのかを、書いたつもりでいます。
このため、最後の一文を除いて、Appleが提供しているBoot Campとは、あまり関係が無いエントリにしているつもりでいます。
今後も、よろしくお願いいたします。