最近、NVIDIAが発表したQuadro Plex 1000、Mercuryが発売予定しているCell Accelerator Board、新しいメモリ規格であるMRAMの記事を見て、少し考えさせられました。それは、「今のPCは、最終形態なのか」と。
Windowsの一般化でPCに搭載された機能は、大雑把に言えば、CPU、HDD、CD-ROMドライブ、ネットワークカード、GPUで固めた気がします。
その後、PCに搭載もしくは付属できる機能は、ワイヤレスLAN、液晶ディスプレイ、TVチューナー、フラッシュメモリ(今後のHDDに付くのも含めて)、FD非搭載(省かれた)、USB、PCI-Express、NAS、複数ビデオカード搭載、64bit、デュアルコア、DVD、SATA、Gigabit Ethernet等と枚挙に暇がありませんが(本当にまじめに上げ続けると大変なことになります)、どれも個毎に性能アップしているとは言え、最初に挙げた構成から大きく外れていないと思います(TVチューナーは、ちょっと違うかな?)。
このため、私は、現在のPCの構成としては、進化の果てまで来たと思っていました。また、AppleのMac miniや、iMac、DellのXPS M2010、ソニーのゼロスピンドルVGN UX90シリーズ等のユニークなPCが発売されていますが、これらも大きく構成を逸脱しているわけではありません。
しかし、文頭で挙げた製品は、もしかするとPCの構成を劇的に変化させるのではないかと考えさせられました。
NVIDIAのQuadro Plex 1000は、GPU BOXとも言える製品で、GPUを、PCの狭い筐体と小容量の電源から開放する画期的な製品です。MercuryのCABには、一部の機能に限ればPCのCPUが霞むほど高性能なCPUを搭載し、どちらが優位かわからないほど、ユニークな製品です。「軒を貸して母屋をとられる」の様な現象にならないかと心配するほどです。MRAMは、高速な転送速度を誇りながら、電源をOFFにしてもデータを損失しません。
Quadro Plex 1000やCABは、高額で一般ユーザが使用することは、ごく近い将来ではありえないでしょう。それでも、ハイパワーを欲しているユーザは、存在しますし、ムーアの法則に従えば、2年程度経てば、コストは2分の1まで落ちる可能性はあります(半導体以外の部品もあるため、必ずしもこのペースで落ちませんが...)。そうなれば、PC本体以外の筐体を隣に置いたり、PCのCPUがメインとしか使われないことになるかも知れません。MRAMも、今はまだ、メモリ量が少なく(逆に言えば高額)、DRAMでも、フラッシュメモリでもリプレイスできませんが、搭載メモリ量がフラッシュメモリ程度になれば、メモリとHDDの壁を取り払ってしまうかも知れません(それは、非常に遠い未来かも知れませんが...)。
それともネットワークがさらに高速になり、各種情報を全てインターネットのあちら側に置き、PCは、シンクライアント化してしまうかも知れません。
今あるPCの構成が、最終形態なのかどうかは、わかりませんが、将来はわくわくするような技術が盛り込まれて、今のPCを懐古する時代が、早く来ないかと楽しみにしています。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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