インテル、ビジネスデスクトップブランド「VPro」を発表--セキュリティと管理性に重点
IntelとしてはCPU以外のブランドで唯一成功したCentrinoは、なぜ、成功したのでしょうか?また、それからViivやvProの成否を予想できるのでしょうか?一つずつ考えてみましょう。
【Cetrino】
なぜCetrinoが成功したのでしょうか?いろいろな要素があり決めるつけられませんが、私は三つの要因があったと考えています。
この三つのおかげで、非常に高性能なモバイルPCを実現できました。Cetrinoのブランド定着は、ブランド戦略よりも、性能で勝ち取ったと考えるのが妥当ではないでしょうか。
【Viiv】
Viivがなかなか浸透しないのは、なぜでしょうか?まず、Viivの条件を見てみましょう。「インテルR Viiv テクノロジー動作環境」を参照してください。簡単に言えば、以下の通りです。
この構成では、ライバルと比べて特に秀でている面は、ありません。Viivの現状を最も的確に表現しているのは、「インテル「Viivブランド」展開の現状」です。そうです、Cetrinoの様にライバルにねじ伏せることができる機能があるわけではありません。これでは、Cetrinoの二匹目のドジョウを狙うのは難しいでしょう。もし、チップセットに、TVチューナー機能(Windows Media Center PCの必須条件)が盛り込まれていれば、コストが低減されて、PCメーカは率先して導入したかも知れませんが、そのような機能はありません。このため、取り立てて機能があるわけで無いことを考えると、もっと他に機能アップが必要な気がします。但し、Viivは、日本でのWindows Media Center PCの普及には貢献しましたが...
【vPro】
今回発表されたvProは、普及するのでしょうか?vProの条件は、当初は以下の三つのコンポーネントで構成されます。
その後に、以下の二つの機能が実装されるそうです。
ここで、プロセッサ、チップセットとネットワーキングに関して、vProの普及に関する判断対象にしません。理由は、未出荷で性能が判別できないCPUや、ライバルに対して優位な性能差がないチップのためです。このため、VTとAMTに関してvProの普及の貢献度を考えてみます。
VTは、サーバ業界で最も熱い視線をかけられている仮想化を実現する機能です。仮想化自体は、今後スタンダードの地位を確保すると思われますが、VTがデファクトスタンダードになるとは決まったわけではありません。AMDにも、同様な仮想化技術(Pacifica)を持っていますが、両者には互換性はありません。現在のところ、どちらの技術が優位を立てるかわからない状況です。このため、VTが、購入者の意欲掻き立てれるとは思えません(但し、VTがデファクトスタンダードになり、AMDがまだ互換性のある機能を提供されていない時期に関しては、十分アドバンテージがあります)。
AMTについては、私は当初、どのような機能なのか完全に理解できていませんでした。よくよく読むと、AMTは、高機能サーバ等の機能である本体とは別の監視用ボード(CPUも含む)の役割を担う機能なのでしょう。この様な監視用ボードは、本体のCPUの異常を検知したり、監視者の遠隔操作の入り口を提供したりするハードウェアです。このため、このボードは、本体とは別のネットワークに接続し、電源も本体とは切り離された経路で接続されているケースがあります(本体の影響をなるべく受けないように設置する)。例えば、SunのNetraにあるSystem Configuration Card(SCC)が、AMTと似たような機能を実現しています(この例えが、わからない人が多いですよね)。AMTが実現する機能は、マシン管理者にとっては、非常に使い勝手がよく、重宝されるのではないかと思われます。また、SCCの様に別のボードで機能を実現するケースは、ハードウェアの負担が増えますが、AMTの動作を、VTの仮想で作られたCPUで実行すれば、別途ハードウェアの追加が無い形で実現できます(このため、VTとAMTが同時に提供されるのでしょう)。AMTは、十分にライバルに対してアドバンテージがある機能になるでしょう。
まとめると、Viivの成否は、あやしいと思われますが、vProは、成功するブランドになれるのではないでしょうか。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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