Niagaraの次世代版であるNiagara IIと非常に複雑な構成のRockに関して説明されています。Niagara IIは、現在出荷されている8コア×4スレッド=32スレッド動作させることが可能なNiagara(UltraSparc T1)の2倍(8コア×8スレッド=64スレッド)の性能を持つCPUです。さすがに、そこまで多スレッドを同時に動作させる事ができるCPUを、個人が所有するPCに載る時代が来るのかわかりませんが(私の寿命では無理かも知れませんね)、サーバである種のサービス(WEBサーバ)を実行するには、非常に有効に使用されるのではないでしょうか。近年グリッドでスパコンを作る時代です。CPUは、必ずしもシングルスレッドが速くないといけない必要性はないはずです。
Niagara IIの出荷時期は、2007年の後半を予定されています。Niagara IIの守備範囲は、高性能なx86の守備範囲と重なります。Intelも、AMDも、2007年の後半には、クアッドコアを出しています。このため、Niagaraの性能を二倍にしても、ライバルも性能が二倍になっているため、どの程度戦えるかが見物です。
Rockに関しては、「同一コアを多数用意するよりRockのアプローチの方が複雑な点は認めた」とあります。これは、ホモジニアスマルチコア(同コアを複数個で構成するマルチコア)でないことを明言しています。ホモジニアスマルチコアでなければ、ヘテロジニアスマルチコア(違うコアを複数個で構成するマルチコア)しかありません。Rcokは、Cellの様にヘテロジニアスマルチコアなのでしょう。
但し、Rockの説明で、「横の複数のコアは相互に超越し始める。Rockの処理要素の機構は必ずしも一次元である必要はない。何らかの階層でグループ化することもできる。それも可能性の1つだ」とあるのを読むと、Rockの構成がさっぱり想像できません(私は、半導体設計者でも無いため、お手上げです)。
とりあえずRockは、2006年後半からある程度情報が出ると書かれているため、それまでは、待つしかなさそうですね。
ただ、今回の発表で、SunのCPU開発は、順調な予感もしますし、Niagaraにある程度自信を持っていることも受け取れます。Sunが、サーバ市場の強力なプレイヤーとして、復活する可能性は十分にありそうです。
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