このへんを読んでいて思ったこと。
「中毒性」ある受託開発がソフトウェアベンチャーの躍進を阻む - 大迫正治 REPEDANT BLOG [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
HOW DO YOU LIKE SILICON VALLEY? | やはり受託からイノベーションは生まれない
いやはや、まったくおっしゃるとおり。
ともかく、みんな「リスク」とか「不確実性」とか、そういう浄化されたビジネス用語をつかって説明しようとするからリアリティーがないんだ。
いまの日本のITイノベーションに足りないのは、転んで生傷をつくりまくる失敗経験だよ。
「10のチャレンジのうち9の失敗をよしとする」ということは、それ自体、相当の覚悟と思考体系の適応力が求められる難しいテーマ。ハンパに受託をやりながら、そういうマインドを維持できると思ってる人がいるとは、いかにもおめでたい。
だいたい、国際交流試合や全国大会にすら出たことがないくせに、いきなりオリンピックで金メダルを取れるかもとか妄想してる時点で、おめでたいことこの上ない。
飲み屋で「おれはな、小学生の頃は誰よりも野球がうまかったんだ。4番でピッチャーでな。そのまま続けてれば今頃イチローとガチでいい勝負だったろうなー」とか妄言吐いてるオヤジと一緒です。
世界を舐めすぎです。
「世界に通用するソフトウェア開発とか言ってるけど、実際にリリースしてみたことあんの?」
「ところでインターハイぐらいは出たことあるんだよね?」
っていう質問をしたら、
「。。。すいません、今日、筋トレから始めたばかりです。」
みたいな人たちばっかじゃん、っていう話ですよ。
別に部外者がスポーツ番組見ながらお茶の間で好き勝手言うのはいいけどさ、プレイヤーはそんな能書きに耳を貸してる暇あったら練習しろ、四の五の言わず試合に出てみろって話ですよ。
経験から言わせてもらうと、プロダクト開発っていうのは筋力だ。
もちろん、一発でスマッシュヒットがでるかも知れないっていう点だけみれば、音楽の世界とかと同じで必ずしも実力だけじゃなく運の要素がでかい世界かも知れないけど、プロダクトを自分の手で作り上げてリリースしてみて始めてわかることって山のようにあるよ。何度やっても、経験値が貯まっていく感じは確実にあるよ。
Youtubeの創業者が元PayPalのスタートアップメンバーだったとか、Twitterの創業者がBloggerやOdeoやってた人たちだったとか、そういうこと知らないで、みんな一発屋だと思ってない?長年かけて蓄積されてきた経験値の厚みを軽視してない?
ものごとはホップ・ステップ・ジャンプなんだから、今ホップさえしてない人は、小さくてもいいから、まず跳んでみようよ。
一発目につくったものが、カスだと言われようが、それでいいじゃん。次にベターなものが作れれば。ワン・アイデアで百発百中ヒット飛ばそうとするから身動き取れなくなるんだし。
いままで日本から金メダリストが出てないっていうのは、裏返せば、最初の一人目になれる大きなチャンスがそこにあるってことだと思うしね。
さぁ、練習練習。
♪ 野宮真貴 / You Are My Star
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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