アサヒ・コムの記事によれば、先日送られた「ねんきん特別便」の反応5%だったそうだ。社保庁は予想の7割(70%)より反応が少なく、その理由が分からないらしいが、私には分かる。
それはなぜか?
その答えは、これだ。
この文章を書きながら、私には思い出したことがある。
「確定申告で使う、私の保険の納付証明はどこへ置いただろうか・・・?」
一体何のこと?と思われているかもしれない。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)をご存知だろうか?チラシなどを出して顧客を集める手法である。DRMの反応率の定説は0.3%。つまり、チラシ1000枚でたった3件だ。今はもっと低いと言われている。
今回の「ねんきん特別便」もダイレクトメールを送って対象者を集めるという手法そのものは、DRMの手法と全く同じ。
「70%」をどこから引っ張ってきた値かはわからないが、DRMの反応率から考えれば5%の数字は「すこぶるいい反応率」ということになる。70%いかないのは「当たり前」だ。
ひょっとしたら「大切な年金で、ものを売るのとはわけが違う」と思われたかもしれない。私は今回ねんきん特別便をもらっていないが、「大切な年金の案内だ。連絡しなきゃ」と一瞬は思っても、「今困っていないし、面倒だから後でいいや」と封筒を机の上に置いた時点で忘れてしまうのは不思議ではない。
「確定申告で使う、私の保険の納付証明はどこへ置いただろうか・・・?」
私にとって確定申告は大切なことだ。大切なものだと思いながら、「まぁ、後でいいか・・・。」と、実際に納付証明がどこにあるかわからない(笑)。
「ねんきん特別便」も送ったから終わりではなく、対象者と何らかの手段でコンタクトを取り続ける必要がある。
このままにしておくと年金のシステムは近い将来今と同じ結果を招く。そして、問題は先送りされる。「ちゃんとねんきん特別便を送りましたよ。見なかったんですか?」と言われて終わりだ。もし、あなたの手元に「ねんきん特別便」が届いていたら、私たちからも自発的に動かなければならない。
ところで、保険の納付証明・・・どこへしまったのだろうか?今すぐ、探さなければ・・・。人間とは、困った生き物である。
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