病院で射殺事件があったらしい。人違いだとか。細かい原因は警察にお任せするとして、アナウンサーのこの言葉に違和感を覚えた。
「個人情報保護法のために病室の表札には個人名を表示していなかった」
それが原因で人違いが起きたのかは私が推測する立場にない。けれども、最近の異常、いや、異様な反応は少し疑問が残る。
私にもこんな経験もある。
田舎暮らしの私の地域には、地元の消防団なるものがある。地域で火災や災害があったら消防署とともに消火・救援活動をボランティアで行うのだが、ちょうど去年の今ごろ小学生が夜になっても帰ってこないと出動要請が入った。夜も冷え込む時期だった。一刻も早く探してあげたい。そのとき、探す側の私たちに知らされたのは小学生高学年ということと、その服装だけだった。「名前は?」と聞くと、「個人情報保護の関係で教えてくれない」というのだ。一刻も早く探すためには名前ぐらい教えてくれてもいいようなものだ。(数時間後のAM0:00ぐらいに無事発見されたから良かったが・・・。)
その一方、個人情報は確実に漏れている。私がメーリングリスト専用に使っていたメールアドレスがある。受信しているほとんどは大手のメルマガサイトだったり、著名な方のメルマガだったりするが、一昨日から急にスパムが送られるようになってしまった。また、先日子供が生まれた。新聞に出生の名前を出せば(もちろん名前だけで住所は出していない)各業者からのDMがてんこ盛りだ。
皮肉にも、保護されなければならないところは保護されず、それ以外のところでは過剰に反応されて、必要なネットワークが切れている。
個人情報保護法というのはどこまでを言うのか・・・。サイトを検索してみた。法律の文章に出会ったが、たくさん書いているので読むのを断念(笑)。言い換えれば、言葉先行で人々に認知されているのは「個人情報保護法で個人情報は漏らしてはいけない」というぐらいなものだ。
どうしたらいいのだろう?「個人情報保護法の関係で・・・」と口をそろえて言うが、最終的には情報に関わる人、出す人が、法律や他の人のせいにしないで、自分でどこまで腹をくくれるかという、結局泥臭いところに行き着くのかもしれない。
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