「電子郵便ですから宛名と自分の名前は必須です」というブログを拝見しました。 これに触発されて、今日はメールや文章について記事を書こうかと思います。
という本がありますが、 「メラビアンの法則」というのをご存知ですか?
Wikipediaによると、
メラビアンの法則(the rule of Mehrabian)とは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが1971年に提唱した法則で、声の感じで、「maybe」(かもしれない)といった文がどの程度、「そうかもしれない」かを判断する実験で、力強い口調の場合は、普通の口調よりも、「そうかもしれない」と感じたということが立証できたという実験だと言われている。 しかし、この内容が次第に一人歩きをし、次のような意味合いに取られるようになって伝わっている。
人の行動が他人にどのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であるといわれている。この割合から「7-38-55のルール」とも言われる。「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれている。
つまり、「見た目が9割」というのは、これの逆説ですね。
メールは文字情報ですから、1割しか言いたいことが伝わらないのでしょうか?正直、それは言いすぎではないかと思います。大切なのは、1割かということではなく、「文字だけでは全てを伝えられない」ということ。
暗黙知の次元―言語から非言語へ という著書で、マイケル・ポラニーはこれを分かりやすく説明しています。
人間の知識についてあらためて考えなおして見よう。人間の知識について再考するときの私の出発点は、我々は語ることができるより多くのことを知ることができる、という事実である。この事実は十分に明白であると思われるかもしれない。しかし、この事実がなにを意味しているかを正確に述べることは簡単なことではない。一つの例をとりあげよう。我々はある人の顔を知っている。我々はその顔を千、あるいは一万もの顔と区別して認知することができる。しかし、それにもかかわらず、我々が知っているのその顔をどのようにして認知するのかを、ふつう我々は語ることができないのである。そのため、この知識の大部分は言葉におきかえることができない。
これを読んだとき、「確かに人の顔の認知はできるけど、それを言葉で説明するのはできないな」と思いました。それからというもの、全てを言語化できないことを意識するようになって、いかにメールで気持ちを伝えるか?ということを気にするようになりましたし、逆に、大切なことはメールではなく、直接会ってコミュニケーションをする重要性がわかるようになりました。
マーケティングの勉強をしていたときに、文章の書き方によって伝わり方がまるで違うことを知り、それ以降、メールや文章、ブログやHPなどでも、文章を書くときはなるべく伝わる文章が書けるように心がけています。(まだまだですが)
■比喩・隠喩を使う
マイケル・ポラニーが「顔」で認知を説明しているのはとても分かりやすいですね。
また、「…のようだ」という言い回しを使って他のものに言い換えることもあります。例えば、「リーダーとは?」を説明すると、
「私の意見では、リーダーとはまるで夜の海を航海するときの灯台のようなものです。なぜなら、真っ暗で何もない夜の海では乗員は不安になりますが、もし灯台がそこにあれば、方向を示すとともに、安心感にもつながるからです」なんて感じですね。
■五感を含む文章にする
五感の言葉を入れてイメージが膨らむようにしています。
例えば、今の時期を説明するなら、「日が短くなってきましたね」もいいですが、「鍋がおいしい季節ですね」とか「焼き芋が食べたくなる季節ですね」とか「もうすぐ木々の葉が赤く染まってくる時期ですね」なんて感じですね。
もう一つ例えれば、「高性能な車を買ってうれしい」ということを説明するなら、「アクセルを踏んだときにシートに背中が張り付く感じがたまらない」とか「新車の香りがいい」と書いたほうがその情景が思い浮かびますね。
■顔文字を使う
失礼のない場合に限って、顔の表情を表す顔文字はよく使います。
もしご自宅に新聞の折込チラシがあったら、今度気にしてみてください。折込チラシは人々を買おうと思わせるための「文章の工夫」がずいぶんとしてあるので、もし買いたくなった文章があったら、なぜその文章を見て買いたくなったかを考えてみると、ずいぶん参考になると思います。
通販カタログなんかもいいですね。今の時期は「ほっこり」なんていう言葉が目立ちます。「ほっこり」って何?と思いますが、なんとなく安心感とかまったり感がよく現れている言葉だなぁと思っています。
いろんな方法があると思いますが、自分がもらってうれしかったメールや文章をみて、なんでうれしかったのかを考えてみるのが、一番伝わる文章の練習になるのかもしれませんね。
今日もお読みいただきましてありがとうございました。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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camelliaさま
確かに、事務的な文章は簡潔で内容が分かるほうが私もいいと思います。
事務連絡以外で、気持ちを伝えたいときは、相手をイメージして会話をするように書くといいと思います。
他の方のメルマガなども参考になりますね。文章がお上手な方の「引き込まれる文章」がありますが、その言い回しをマネして書いたりと、私も工夫するようにしています。