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    Alexaで調べる、セカンドライフと他の仮想世界サイトへのトラフィック比較

    2009-02-08 23:23:51

    プロフィール

    殿岡良美

    幻の博覧会「世界都市博覧会」で、インターネットを応用した公共イベント企画をプロデュースしたことが、ネットでの活動の出発点でした。しかし結果はご存知の通り。あるいはその未完の記憶が満ち足りない思いを私に残してしまったのか、ネットという愛すべきも、摩訶不思議で捉えようのないものに惹かれ続けてきました。リアルとネットが激しい火花を上げている今日。CNETでは、あらゆる前提や先入観にとらわれない視点から、BigBang的なIT論を展開したいと考えています。
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    ヨシカワさんの「セカンドライフ ユーザ微増の兆し」という記事を1ケ月前ほどに読んで、下記の箇所がずっと気になっていた。

    >Alexaのsecondlife.comのチャートを見ると底を打って右に上がろうとしてるように見えます。あくまでWebアクセスなのでインワールドにはそのまま比例しませんが指標にはなるでしょう。

    ただ、SLの数値だけを調べても何とも言い難いので、SLだけではなく主たる仮想世界サービスサイトのトラフィックも合わせて調べてみた。対象としたのは、meet-me、Weblin、PlayStation@Home(ps@home)、ダレットワールド、OpenSIM(opensimulator.org)、スプリューム、ai sp@ce(アイスペース)の7つである。

    まず最近伸長が目覚ましいとされている、アバターサービスWeblinと国産仮想世界の有力サービス、meet-meとの比較。

     

     時間軸は2007年の秋からを採用した。セカンドライフサイトへのトラフィックは、長期には低落傾向にあるのは確かである。2008年の秋の時点で一時的に急激に伸びているが、これはおそらく「環境SIM問題」の時期ではないかと推測される。既存のユーザーが情報を求めてサイトに殺到したものと思われ、新規ユーザーによるものではないだろう。確かにヨシカワさんの言われるとおり、SLドメインへのトラフィックに関しては昨年の秋からはほとんど変わっていない、横ばい傾向が続いているように見える。

     特徴的なのは、Weblinである。今回比較した仮想世界サイトではWeblinのみが一時的にセカンドライフサイトへのトラフィックを抜いている。時期は昨年の10月頃。この時期にWeblinに関するかなりの報道がなされたために、急激に増加したものだろう。しかしながら、そのあとは急速に少なくなっている。

    meet-meは、トヨタのサポートによって知られる、国内発の有力な仮想世界サービスであるが、トラフィックはこの2つのサービスには遠く及ばないことがわかる。

    わかりやすくするために、6ケ月スパンでのグラフも置いてみる。

     

    その他の仮想世界サービスについては、いずれもほとんど比較にならないようなグラフしか得られなかったので、時間軸で3ケ月を採用した。いずれもセカンドライフのアクセス数を比較のために残してある。

    まず、Playstationの圧倒的な描写性能を備えたPS@home、特徴的なアバターデザインで知られるダレットワールドとセカンドライフ。PS@homeもダレットワールドもほとんどグラフが表示できない。

     

    ニコニコ動画との連動でも知られる、「美少女コンテンツ3D」アイスぺースと、スプリューム、そしてセカンドライフ。スプリュームのトラフィックはほとんどグラフ化できない。

     

    そして、これは独立した仮想世界サイトとは言い難いが、OpenSIMの情報サイトである、Opensimulator.orgである。オープンソースのセカンドライフとして、次期仮想世界の本命に数える人も多い、OpenSIMであるが、未だその差は歴然である。

     

    サイトへのアクセス、トラフィックが、必ずしもそのサービスの盛況を裏付けるものではない。だが、各サービスが必ずしも、その登録者数やアクティブなユーザーを明らかにしていない以上、こうして見てくると、世評にもよらず現在の仮想世界サービスの中で、セカンドライフが依然として圧倒的な注目度を持っていることがわかる。そして、これはあくまでも世界全体の中での話であるが、昨年秋頃を境に、サイトへのアクセスは底を打っているようにも見える。他のサービスは、メディア等での露出量にも関わらず、セカンドライフに迫るようなブレイクを果たしそうなサービスは、未だ見当たらないということだ。

    ※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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